[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)実は,
友好都市条例をつくりませんかという質問につきまし
ては,令和2年6月
定例会議で,一度,私は行っ
ております。そのときの
総務部長の答弁は,「まずは本別町との交流の拡大というのを,毎年定期的に行えるよう,まずは努め
ていきたいというふうに考えるところでございます
が,そういった交流の中で条例を制定するほう
が,今後より有意義,優位的で
あると,そういった場合については本別町との
条例制定についても,今後,検討する必要
があるというふうに現状では考え
てございます」と答弁され
ております。
私も,うかうかし
ていました。過去の議事録を何度読み返し
てみまし
ても,当時の行政側の答弁
がちょっと違うなというふうに気がつきました。本別町との
友好都市の締結につきまし
ては,もう今から25年も前に既に済んだ話です。本別町との
条例制定ではなく,これからの
友好都市・
姉妹都市等の連携を締結する場合にはこのようにしませんかという条例を先につくりませんかと質問し
ているわけで
あって,当時の私の質問には,本別町との締結という文字は一切出
てきません。今回の私の質問,今後において
友好都市なり
姉妹都市等の連携を締結する場合はこのようにしませんかという条例をつくりませんかと,改めて問う
ているわけでございます。
このことについて,資料を提示します。(資料を
スクリーンに映す)
友好都市または
姉妹都市の提携に係る手続に関する
条例案でございます。趣旨,それから議会の議決,それと委任の,たったの3行しかこしらえ
ておりません。
読み上げます。趣旨,第1条,この条例は,本市と他の
自治体と
が,文化,スポーツ,教育,産業,防災等の各分野において友好的な交流を推進するため,
友好都市または
姉妹都市として連携することに関し,必要な事項を定めるものとする。議会の議決,第2条,市長は,他の
自治体と
友好都市または
姉妹都市として提携しようとするときは,あらかじめ議会の議決を経なければならない。2,前項の規定は,提携を解消しようとする場合についても同様とする。委任,第3条,この条例に定めるもののほか,
友好都市または
姉妹都市の提携に係る手続に関し,必要な事項は市長
が別に定める。附則として,この条例は,公布の日から施行する。
これは,
友好都市または
姉妹都市の提携に係る手続に関する
条例案でございます。全国の同様の条例
がある自治体の条例を参考にし
て作りました。今は
該当事例が発生しないから急いでつくらなく
てもいいというのではなく
て,今後のことを考え
て,こうした手続に関する条例を先につくっ
ておくべきではないかと思います。
友好都市の在り方について,今後,
友好都市を拡大する考えはないのか,お尋ねします。
[
総務部長 西照保彦君 登壇]
◎
総務部長(
西照保彦君)
広田議員の御質問にお答えいたします。
友好都市の締結に当たりましては,締結するそれぞれの
自治体の
歴史的背景や
住民福祉の向上,また,
産業振興,
観光振興など,様々な分野においてこれまで
市民間同士で交流
が行われ
ているなど,何らかの
きっかけを1つの要因といたしまし
て友好都市の締結
が行われるものと認識いたし
ております。また,持続的かつ発展的に良好な関係を築い
ていくためにも,多くの市民の方々から
友好都市の締結を強く望まれること
が重要で
あるとも考え
ております。
友好都市として今後拡大し
ていくような具体的な候補地は,現状,今,本市ではございません
が,友好都市という手法にとらわれることなく,観光におけますDMOのような広域での取組で
ありますとか,
関西広域連合が防災の領域で連携を図っ
ております
カウンターパート方式の取組など,本市の抱える
行政課題について
自治体間で連携
が図れるよう,今後,幅広く考え
てまいりたいと,現時点ではこのように考え
てございます。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)丁寧な,ちょっと前向きな御答弁をいただきました。ありがとうございます。
そうなったときのために,先に条例をつくっ
ておくことは絶対必要だと思います。それこそ今日から好きな検討を始め
てください。年度内の
条例制定に向け
て努力することをひとつお願いし,次の質問に移らせ
ていただきます。
次は,
公民館の
改築計画について質問させ
ていただきます。市内の
公民館は,老朽化及び
耐震診断でIs値
が基準より低い館
が多く
あり,順次,改築
が現在まで進められ
ております。我が町の
立江公民館も,
耐震診断でIs値
が基準より低く,改築も早い順番でした
が,県の立江川の堤防の
改修工事,白鷺橋の架け替え工事などの過程で,
公民館もこのたび移転せざるを得ない状況となりました。7月末に開かれました
地元説明会においても,
公民館活動や,
公民館を利用し
ている団体も,完成するまでの期間は,活動をほかの場所で続けるか,活動を休止せざるを得なくなりました。
改めて,
立江公民館の
移転スケジュールをお尋ねします。
[副
教育長 勢井孝英君 登壇]
◎ 副
教育長(
勢井孝英君)
広田議員の御質問にお答えいたします。
立江公民館につきまし
ては,先ほど議員のお話にも
あったとおり,現
公民館施設が,耐震診断の結果,
耐震基準を満たし
ておらず,計画的な
耐震化改修か
更新整備を早急に行う必要
があるものと考え
てございます。また,現
公民館付近に
ある白鷺橋の架け替えを含む立江川の
河川改修工事に支障
があるため,令和6年3月末までに,
既存公民館建物の撤去の必要性
が生じたとも認識し
てございます。そうしたことから,
既存建物の改修を行うのではなく,
新築工事を含む移転について検討し
てきた次第でございます。
移転先につきまし
ては,
利用園児数の減少により休園を予定し
ている立江幼稚園の敷地を有力地として
公民館運営委員会や地域の方々と協議し
てまいりました
が,地元消防団第14分団との
複合施設として同敷地に建設する計画を現在進め
てございます。
工事の
スケジュールとしましては,来年度に現
幼稚園園舎の解体・除却と解体・除却後の新
複合施設の
新築工事に取りかかることにし
てございます。そのため,本年度中に,必要に応じ
て設計や
解体工事,
本体工事に係る
補正予算案の計上や
債務負担行為等を議案提出し,議決後,契約を早期のうちに行いたいと考え
ております。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)御答弁いただきました。ぜひとも工期の遅れ
がないようにお願いしたい。
公民館活動も,
公民館を利用し
ている行事についても活動についても,全て,工期
が延びたらそれなりの影響も出
てきますので,どうぞ工期に遅れ
がないようによろしくお願いしたいと思います。できるだけ,利用できない期間を短くし
ていただきたい。それと,生涯学習の地域の拠点で
ある公民館活動に,
教育委員会も一生懸命,御指導,御尽力賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
そして,残る市内の
公民館の
改築計画について,今後の計画をお伺いします。
[
教育長 小野寺 勉君 登壇]
◎
教育長(小野寺 勉君)
広田議員の御質問にお答えいたします。
南海トラフ地震等,来るべき大災害に備えること
が最も重要な課題で
あると考え
ております。そうしたことから,
教育委員会が所管する
公民館についても,建築後,相当年数
が経過し
ており,
耐震化整備を順次進め
てまいりました。各施設については,旧
耐震基準で建てられたものも多く
あり,日峯大神子広域公園整備により移転
が決定し
ていた北
小松島公民館を除く,
小松島公民館,
南小松島公民館,
児安公民館,
立江公民館,
櫛渕公民館,和田島
公民館の6館で
耐震診断を実施いたしました。診断結果としては,和田島
公民館を除く5館で耐震性を示す指標のIs値
が基準を満たさず,
耐震化整備を進め
ていく必要性
があると認識したところで
あります。
こうしたことから,平成29年度の
櫛渕公民館をはじめ,令和2年度には
南小松島公民館,今年度は
小松島公民館,来年度は
立江公民館を順次整備し
ていくことにし
ております。また,
耐震整備とは別に,北
小松島公民館や和田島
公民館も,他施設を改修し
ての移転や
屋上避難場所を設ける
改修工事等を実施し
てき
ております。今後は,
耐震化整備に未着手の
児安公民館について,
複合施設化も視野に検討し
てまいります。
以降は,施設の
老朽化等を考慮し,
小松島市
公共施設等総合管理計画及び同
個別施設計画に基づき必要な
施設整備を行うことにし
ております。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)御答弁いただきまし
て,ありがとうございました。必要な改修につきまし
ては,順次,定期的に
予算立てを行っ
ていただい
て,実行をぜひともお願いしたいと思います。
最後の質問に移ります。3つ目の,
小松島市の条例・規則について,これは前回の令和4年6月
定例会議に引き続い
て質問させ
ていただきます。
6月
定例会議において,
総務部長さんの答弁では,条文の規定と
実務運用面でのそご
があり,十分履行でき
ていない側面
があるものと認識し
ていると答弁
がありました。
前回も含め
て,条例・規則についての質問に対して,
総務部長さんからは,全庁的に
内容確認の作業を実施すると,
自信たっぷりの答弁をいただい
ております
が,さて,条例・
規則等の見直しを現在までどのように取り組まれたのか,まずお伺いします。
[
総務部長 西照保彦君 登壇]
◎
総務部長(
西照保彦君)
広田議員の御質問にお答えいたします。
議員からもございましたように,本年6月
定例会議の
一般質問におきまして,条例・
規則等の
整合状況に関しての御質問をいただい
ておりまし
て,国の法律や
政省令等に係る
法改正に準じた
例規改正を除き,条文の規定と
実務運用面でのそご
があり,十分履行でき
ていない側面は
あるものと認識をし
ている旨の御答弁をさせ
ていただい
ております。
こうした状況に鑑みまし
て,6月22日付で
総務部長通達により,改めて
所管例規の確認の徹底及び速やかな是正についての全庁的な
業務対応を依頼いたし
ております。特にこのたびの作業は,集中的な再
確認作業といたしまし
て,従来からの8項目の
点検確認ポイントを踏まえた
所管例規一斉点検の作業を前提に,あらゆる視点,また角度から,
行政実務の運用と
所管例規とのそごについて,速やかな是正,
改正等を求めることを目的に実施いたし
ております。
これらの再
確認作業を踏まえまし
て,現在までの
進捗状況につきまし
ては,条例では,本
定例会議に議案として上程させ
ていただい
ております
小松島市
コミュニティ集会所条例の改正など,議決後,9月末改正または廃止を予定し
ているもの
が6件,現時点では未改正で
あるものの,今後,
改正予定のもの
が8件,また,今後,廃止の方向で議案の上程を予定し
ているもの
が1件,このようになっ
てございます。
また,規則におきましては,本
定例会議に議案として上程いたし
ております
小松島市
住宅新築資金等貸付条例の廃止に合わせました
小松島市
住宅新築資金等貸付条例施行規則の廃止など,9月末改正または廃止を予定し
ているもの
が7件,また,
小松島市
契約規則など,
指摘等による精査の結果,改正した
規則単独によるもの
が16件のほか,現時点で未改正では
あるものの,今後,
改正予定のもの
が14件,このようになっ
てございます。
さらに,規程,いわゆる訓令では,
小松島市庁用自動2輪車及び
原動機付自転車管理規程など,
指摘等による精査の結果,改正したもの
が17件,現時点で未改正では
あるものの今後
改正予定のもの
が2件となっ
てございます。
以上,条例,規則,規程を合わせました,9月末までに改正または
廃止予定のものと,
指摘等による精査の結果,
改正済みの件数を合わせました総件数では46件と,このようになっ
てございます。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)
小松島市の600を超える例規について,総務課に関係する各課からどのように報告
が上がっ
てきたかという表を一覧で提出をお願いしました。
改正済みのもの,9月に
改正予定のもの,それから,
改正予定時期はいつなのか,廃止する,私のほうからは4つの項目についてのみ提出をお願いしたいということで,600を超える例規を出し
ていただきました。該当するところに丸を入れ
てくれということで提出
があった分でございます。実は丸印の表示のないもの
が幾つも
ありました。これは,内容を精査し
ていない,見
ていないものと私のほうは判断いたしました。中には
改正予定を年内とか令和4年度中と記入し
てある条例,規則
が何件か
ありました。表現は悪いです
が,しないのか,したくないのか,全く見直しの作業の体をなし
ていません。とても
総務部長さん
が言う速やかにとは程遠いものと感じました。
国の法律や政省令に係る
法改正などに伴い,9月
定例会議でも多くの条例の一部
改正案等が上程され
ております。この条例,規則の改正に向け
て,事前に庁内では
例規審査委員会というもの
が開かれ
ております
が,委員会の中でどのような協議
がされ
て,どのように決められ
ているのか,お伺いします。
[政策監
岡本光弘君 登壇]
◎ 政策監(
岡本光弘君)
広田議員の御質問にお答えいたします。
例規審査委員会は,条例,
規則等の制定・改廃に関わる審査を行う
庁内組織で
あり,私を委員長に,
会計管理者や各
部長等を委員として構成され
ております。
委員会の開催時期につきまし
ては,
市議会定例会議開会月の前月に開催されるの
が通例となっ
ておりまし
て,このたびの9月
定例会議に上程する
条例議案につきまし
ては,去る8月16日に
委員会を開催し,審査を行っ
ております。
委員会における具体的な審査の流れにつきまし
ては,
条例改正案で
あれば,市議会に提出する
参考資料における
改正趣旨や背景を含めた
新旧対照表,議案書に係る改め文をはじめ,国の法律や政省令の
改正等に準拠する
条例改正では,それらの
関連資料等も含め
て例規所管課からの説明を受け,審査を実施し
ております。また,審査における委員からの発言等に関し,事務局の総務課といたしまし
て,法制執務上の技術的な観点を補完する立場として助言等を行うケースなどもございます。
なお,審査の形式につきまし
ては,各委員
が集まっ
ての
委員会での審査を基本といたします
が,急を要する場合などは各委員による持ち回り審査を実施するケースなども
あり,また,軽微な改正などの場合には,事務局で
ある総務課の決裁ラインへの合議をもって決定する簡易審査を実施するケースもございます。
当
委員会におきましては,各課による
所管例規の一斉点検に準じたチェック
が適切に行われ
ているか,また,条例の新規制定や廃止を行う場合は,本市の政策推進に際しての適否をはじめ,国等の法令や関係条例との整合性の観点など,様々な視点から審査を実施することとし
ており,審査過程で条文校正等
が必要な場合には差戻し等を指示するケースなども一部ございます。
以上
が,
例規審査委員会の概要となっ
ております。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)過去の答弁で,各担当課に対して所管する条例,
規則等の再確認を促し,不整合で
あるとか改正漏れについては速やかに対応し
ておるところでございますと,
総務部長さんは何回も述べ
ておられます。質問のたびに,速やかに対応し
ておるところでございますと,すばらしい答弁をいただい
ております
が,速やかに対応し
ているにもかかわらず,長い期間,放置され,整合
が取れ
ていない例規
があります。
このことについて,資料を提示します。(資料を
スクリーンに映す)
資料写真を御覧ください。例規の中に次の条例
があります。
小松島市公園条例。この条例の目的を読むと,こう
あります。目的,第1条,この条例は,市民の保健,休養及び文化の向上に供するため,市内の景勝地に公園を設置し,その風致を維持し,開発及び利用の促進を図ることを目的とすると
あります。
そして,この公園条例の対象となっ
ているのは,次の写真資料を御覧ください。(資料を
スクリーンに映す)恩山寺自然公園です。
条例に記載され
ております施設内容の資料を次に提示します。(資料を
スクリーンに映す)資料を御覧ください。条例に記載され
ている施設として,遊歩道327メートル,休憩所1か所,展望台2か所,公衆便所2か所,水銀灯8基,施設の数など
が公園条例の中に記載され
ております。
さて,現状
がどうなっ
ているか御存じですか,お尋ねします。
[
産業振興部長 茨木昭行君 登壇]
◎
産業振興部長(茨木昭行君)
広田議員の御質問にお答えいたします。
恩山寺自然公園におきましては,昭和51年に,市民の保健,休養及び文化の向上に供するため,市内の代表的な景勝地の風致を維持し,開発,利用の促進を図ることを目的に設置されました。展望台からは,
小松島港や市街地,紀伊水道
が一望でき,また,それに通ずる遊歩道は,近隣住民や恩山寺に巡礼に訪れたお遍路さんの散策コースとして,また地元小・中学生の遠足地としても利用され
てきました。また,広場では,春になるとたくさんの桜
が咲き,お花見を楽しむ地元住民の憩いの場にもなっ
ておりました。
こうした公園の現状でございます
が,先日,私も現地を訪れました
が,以前,広場で
あった場所は,恩山寺の新しい本堂
が建設され
ているところで
あり,工事関係者以外は立入り
ができない状況となっ
ております。また,展望台や休憩所,水銀灯などの施設も確認いたしました
が,経年による劣化
が見られるとともに,展望台へと続く遊歩道につきまし
ても,草木
が繁茂し,進入
が困難な状況で
あると認識し
ております。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)御答弁の
ありました現状について,資料を提示します。資料の写真を2枚準備いたしました。(資料を
スクリーンに映す)
この写真は,8月の一番最後の日に現場へ行っ
て撮っ
てきた写真でございます。今,新しく建設中の本堂の左側の風景写真です。これをずっと上っ
ていくとスロープの階段へと続い
ていきます
が,実はこういった状況でございますので,私自身は進む意欲もなく,写真だけ撮らせ
ていただきました。もう一枚映します。先ほど施設の内容を提示しました,展望台の1つです。下の展望台です。上の展望台は,正直,行けませんでしたので,私はやめました。
いつ頃からこのような現状の状態となったのか,お尋ねします。
[
産業振興部長 茨木昭行君 登壇]
◎
産業振興部長(茨木昭行君)
広田議員の御質問にお答えいたします。
恩山寺自然公園の現状でございます
が,地元住民の憩いの場として利用され
てきました広場は,かつては,年2回の大がかりな草刈り作業につきまし
ては地元有志により,また,桜の時期の花見で出たごみの回収は市
が行っ
ておりました。最近では,倒壊のおそれの
ある水銀灯や展望台への案内看板の撤去などを行いました
が,現在は,周辺の桜の木は枯れ,草木
が生い茂っ
ておる状況で
あります。また,展望台や休憩所につながる遊歩道につきまし
ても,さきにお答えさせ
ていただきましたとおり,草木
が繁茂し,進入は困難となっ
ております。
議員御質問の,
いつから現在のような状況になったかという御質問でございます
が,明確な時期は不明でございます
が,現在の状況を見ますと,かなりの期間,利用され
ていないものと認識し
ております。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)せっかく
小松島市公園条例というすばらしいものまでつくったものの,現状は,ただいま部長さん
が答弁されたとおりでございます。しかし,答弁の最後に「かなりの期間,利用され
ていないものと認識し
ております」との答弁です
が,これは「かなりの期間,放置され
ているものと認識し
ております」と言い換えるべきだと思います。「利用され
ていない」「放置され
ている」,これは全然違いますので,よろしくお願いしたいと思います。条例までつくっ
てこれほど長期間にわたって放置された状態となっ
ているのは,100%,行政の責任だと私は思います。
この恩山寺自然公園を今後どのように取り扱われるのか,お伺いします。
[
産業振興部長 茨木昭行君 登壇]
◎
産業振興部長(茨木昭行君)議員の御質問にお答えいたします。
恩山寺自然公園につきまし
ては,その区域全体の土地所有者
が恩山寺で
あります。また,恩山寺自然公園のかつての広場に当たる箇所においては,現在,恩山寺の新しい本堂
が建設中で
あり,関係者以外は立入り
ができない状況となっ
ております。
今後の在り方につきまし
ては,引き続き恩山寺と協議をし
てまいりたいと考え
ておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)今後,恩山寺自然公園をどのように取り扱うかということで御答弁いただきました。
選択肢は3つ
あると思います。1つは,除却する,取り除くということです。2つ目は修復し
て再活用する。そして3つ目は,そのまま放置すると。にし
ても,最後には,最終的に除却・撤去しなく
てはなりません。直ちに方向性
が決まるとは思えません
が,引くにも構造物の除却には多額の費用
がかかり,修復し
て再活用するにも費用
が発生します。まずは第一歩です。今まで,簡単に言えばほったらかし
ていたんですから,相手
があることですので,よりよい方向で協議をお願いする次第です。まだほかの条例,規則の中にも,長期間にわたり現場
が放置され,これはどうするんだという状態のもの
が残っ
ております。これについては,いずれ機会を捉え
て質問させ
ていただきます。
質問に対する答弁は,毎回どの質問にも,それはそれはすばらしい答弁
が返っ
てきます。その答弁を,絵に描いた餅ではなく実現し
ていただきたい。新人の職員さん
が,
一般質問の初日から2日目,そして今日の3日目と議会の傍聴をされ
ております。新人職員さんや中堅職員さん,ここに
いない管理職の方にもお願いしたい。「担当でないから」「仕事を余分にしたくないから」,そんな考えは捨て
て積極的に何でも提言をし合っ
てください。それと,市民の方
が相談に窓口に来
ても,できない言い訳を並べるよりも,どうすればこれ
ができるのかとか,こんな方法だったらできないだろうかと,常に市民の立場に立っ
て,実現できる方法を見つけ出し
ていただきたい。そして,行政
が描くすばらしい
小松島市にするために,いつまでも検討し
ているのではなく,スピード感を持っ
て,市民生活をすばらしいものにするように一つ一つ皆
が積み上げ
ていきませんか。
今後も市長さんの強い思いと市政運営に対する強いリーダーシップを発揮されんことを期待し
て,9月
定例会議での私の
一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍 手)
◎ 議長(
米崎賢治議員)小休いたします。
午前10時50分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午前11時00分 再 開
◎ 議長(
米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。
15番,井村議員。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)おはようございます。令和4年9月
定例会議に発言の機会を得ました,
新風はなみずきの井村保裕でございます。
一般質問3日目,今回は10人の議員
が通告を出しましたけれども,最後となりました。最後までよろしくお願いいたします。
今回は,大きく2点,小学校再編に伴う学童保育の在り方についてと,空き家対策についてをお聞きいたします。
最初に,学童保育についてお聞きいたします。現在,
小松島市では,南
小松島学童保育クラブ4学童を含め,7小学校において11学童保育クラブ
が,公設民営,地域運営方式にて運営され
ております。平日の放課後だけでなく,春,夏,冬の長期の休みにおいては早朝より夕方まで開設され,働きながら子育てをし
ている家庭の子育て支援施設となっ
ています。その利用時間は年間275日1,650時間となり,小学校で過ごす時間より長いと言われ
ております。そのため,よりよい環境の充実
が求められ
ています。
これまで本市においても,学童保育クラブについては,運営の在り方や安全対策,基本的な運営マニュアルや災害対応マニュアル等について,児童福祉課を中心に,
小松島市学童保育クラブ連絡協議会や各運営
委員会と協議し,策定され
てきたとお聞きし
ております。今回は,小学校再編の影響で大きく環境
が変わること
が予想され,今後の在り方について協議するとき
が来
ています。
一方,
教育委員会では小学校の再編計画
が進められ
ておりまし
て,予定どおりいきますと,北部エリア,南
小松島小学校,
小松島小学校,千代小学校,芝田小学校
が,1つの小学校として現在の南
小松島小学校敷地内に新しい校舎を建てるとなっ
ております。計画では,今年度,基本計画
が策定され,令和5年に実施計画,その後,3年間の工事期間を経
て,令和9年4月に開校予定とお聞きし
ております。その後,少子化
がさらに進むことを受け,北
小松島小学校
が編入されるとお聞きし
ております。新小学校開校後,後期計画として,南部エリアの
立江小学校,櫛渕小学校,新開小学校,坂野小学校
が,1つの小学校として現在の新開小学校敷地内に新しい校舎を建てるとなっ
ております。計画では令和15年4月開校とされ
ております。
今回は,前段の,(仮称)新
小松島小学校内で再編されるで
あろう学童施設についてお聞きしたいと思います。
校舎建て替えとなりますと,当然,配置も変わることになります。現在利用し
ている幼稚園園舎も取り壊すので
あれば,今後はどのようになるのか。先ほど申しましたように,再編されることによりまして,運営に携わる役員や保護者は,先
が見えず不安で
あるとお聞きをし
ております。再編される小学校内には,南
小松島4学童と,
小松島学童,芝田学童
が関係し
てきます。単純に考え
て,小学校敷地内に新設されるので
あれば,6つの学童保育クラブの合併ということになります。その利用し
ている児童数は200人を軽く超えるとお聞きし
ております。その後の流れでは,北
小松島学童も関係し
てくると思われます。6施設に,静養室,支援員室,トイレ等と考えますと,小さい校舎を1個建てるだけの規模となること
が想定されます。
まず最初に,規模,場所についてはどのように協議され,計画され
ているのかをお聞きいたします。
[保健福祉部長 田渕恭子君 登壇]
◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)御質問にお答えいたします。
まず,新設される新学童保育クラブの施設規模につきまし
ては,小学校再編実施計画に基づく新小学校開校時の児童見込み数と学童保育クラブ利用率から算出いたしました児童数を見込んでおり,その結果,250人規模の施設
が必要で
あると認識し
ております。
次に,設置場所につきまし
ては,学童保育クラブを利用する児童の安全性を最大限考慮し,新小学校敷地内に設置することといたし
ており,詳細な場所につきまし
ては,
教育委員会におきまして,今年度,策定作業
が進められ
ております新小学校
施設整備に係る基本計画により決定されることとし
ており,随時,
教育委員会と事務担当者協議を行っ
ております。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)ちょっと聞き逃したんです
が,財源確保についても説明いただきましたか。すみません,財源確保も説明し
てください。
[保健福祉部長 田渕恭子君 登壇]
◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)議員の御質問にお答えいたします。
新施設建設に伴う国等の財源確保につきまし
ては,昨年度末より県を通じて協議を行っ
ております
が,新小学校建設による計画策定の過程を踏まえつつ,あらゆる事案を想定した財源の確保策についても,現在,県と協議をいたし
ているところでございます。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)財源とまた別に聞けばよかったんですけれども,申し訳ないです。
財源についても,懸念され
ていたのは,今,
教育委員会がつくっ
ている計画の中で,新小学校建設に対して24億4,300万円の事業費の試算
が出とんですけど,これは当然,小学校のあれで
あって,学童保育の新設に係るあれでないので,そこらの財源もどうなるんだろうかなと心配するところ
がありました。個々の今まで11学童を設立するときでも,県を通じて国からの補助金を申請し
て,それを頂い
て建設し
てきたという経緯
がある中で,「再編でもそれは下りるんですか」と聞いたら,聞き取り調査のときには「下ります」ということを聞きまし
て,大きいですよね。1つの施設で2,000万円余っ
ての国の補助金
がある中で,6教室,7教室になっ
てくれば,1億円を超える補助金を頂ける。自分の持ち出しでそのままするというよりは,頂ける補助金は頂い
て建設するほう
がいいということで,そこも県のほうと協議
が進んで
いるということでございますので,大変安心するところでは
あります。
今の部長の説明の中に
ありました
が,新小学校建設基本計画の中でということでございました。当然,今日,
教育長さん,副
教育長さん
がおいでまし
て,答弁は求めませんけど,昔は縦割り行政だったなと感じるところ
がありまし
て,今言いました,それぞれ11学童を設立するときも,小学校の敷地内,
教育委員会の敷地内に,厚生労働省,児童福祉課の施設
が建つというのになかなか御理解をいただけない時代も
ありました。今はそういうことは
ありません。きちっと連絡
が取れ
て,放課後の連絡とか,体調の引継ぎとか,災害時の引継ぎとかがきちっとできているとお聞きいたしまし
て,安心し
ているんですけれども,今回の計画についても,小学校の配置だけを先に考え
て学童
が全然とんでもないところに配置されるということのないように,やっぱり動線という部分も
ありますので,そこらもしかるべきところに収まる配置にされるんだろうと思いますので,そこらもお願いしたいなと思います。
次に,新しく再編される学童保育クラブの運営についてお聞きいたします。先ほども少し触れました
が,市内11学童保育クラブは,公設民営,地域運営方式で運営され
ております。
振り返っ
てみますと,芝田学童
が平成14年9月に開設され,南
小松島学童は平成10年5月に開設し,その後,平成21年,平成28年,平成29年と4学童になりました。
小松島,北
小松島,児安学童
が平成16年4月,和田島学童
が平成19年6月,坂野学童
が平成31年4月開設となっ
ております。それぞれ開設時期は違います
が,当時の保護者
が,保育所や幼稚園を卒園した後,小学校に行くようになった子どもを,放課後,自宅で1人過ごさせるの
が心配だ,安心し
て子どもを預けられる学童施設
が必要だという熱い思い
があってスタートしたとお聞きし
ております。実際,場所の交渉と確保,支援員の募集,補助金申請や子どもの募集等,課題はたくさん
あり,高いハードルをクリアし
て立ち上げること
ができたとお聞きし
ております。
私は,平成19年から長女と長男
がお世話になりました。その後の運営も見
てきました。保護者の代表や地域の人たち
が運営
委員会を立ち上げ,支援員の募集・採用に係る面接,給料管理や施設の運営等,昼間,自分のお仕事をしながら,合間を見
て余分に学童保育のお世話と,はたから見
ていても負担
が大きいのではないかと感じ
ているところで
あります。
資料によりますと,全国で1,722か所
が開設され
ており,運営主体については,公設公営
が全体の42%,次に法人等
が18.8%,次いで公設民営
が18.5%,公社や社会福祉協議会
が10%となっ
ております。最近の流れとして,運営
委員会や保護者会運営からNPO法人化
が増え
ているそうで
あります。
今回,再編に伴う学童保育クラブ運営は,さらに大きな施設となります。運営体制についても責任と負担
がさらに大きくなるのではと懸念し
ております
が,担当部局の見解をお聞きいたします。
[保健福祉部長 田渕恭子君 登壇]
◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)議員の御質問にお答えいたします。
新設される新学童保育クラブの運営形態につきまし
ては,去る7月19日,各クラブ運営の方々御参加の下,通信形式で開催いたしました
小松島市学童保育連絡協議会行政懇談会におきまして,児童福祉課より,新小学校に併設する新施設での運営の是非について各クラブの御意向を伺うべく,アンケートへの御協力を8月末日を期限にお願いをいたし
ておりました。その結果,全てのクラブにおきまして,新小学校に併設される新施設に機能を移転する意向を示され
ておるところでございます。
また,その一方で,運営のほうからは,新施設での運営の在り方について早期に児童福祉課と協議し
ていきたい旨の御意見をいただきましたので,今後,各クラブによる協議に参加の上,国の制度に沿った,効率的で効果的,また,子どもたち
が安心し
て利用できる運営体制の構築について支援し
ていくことといたし
ております。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)説明いただきました。関係する各学童保育クラブの運営
委員会の役員さんの中でも,今,ちょうど協議も始まっ
ているようでございます。ただ,今回のこの,今日,私
が要旨を出し
ていたような懸念
があって,集まっ
ても,そこから何を協議したらいいんだろうというところ
があったそうです。やっぱり方針
が決まっ
て協議し
ていくと。ただ,今
ありましたように,これからでございますので,今,部長さん
がおっしゃっ
ていただいたので,それぞれの運営さんの意向を聞い
て協議し
ていただきたいと,負担を軽くするとともに適切な安定した運営をお願いしたいなと思いますので,そこらをできるような体制づくりを協議し
ていただきたいと思います。
学童については,最後の質問になります。次に,再編されるまでの
スケジュールについてお聞きいたします。
教育委員会の説明会でお聞きし
ているのは,現在の南
小松島小学校敷地内に新しく校舎を建設すること,
幼稚園園舎も取り壊し
て小松島小学校敷地内に公立の新しい園舎を移設すること,現在の校舎を使いながら建設するのか,違った方法でするのかを今後検討するというふうなことをお聞きし
ております
が,そうなりますと,「現在,空き部屋を利用し
ている園舎はいつまで使えるのか」「工事の間は立ち退かなければならないのか」「別に準備し
ていただけるのか」といった御質問を受けました。これも説明
ができませんでした。このこと
が,運営サイド
が一番心配し
ている課題と言えます。
校舎建設時における学童保育施設の使い方について,再編
スケジュールとリンクし
ているのか,計画され
ているのかをお聞きいたします。
[保健福祉部長 田渕恭子君 登壇]
◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)まず,新学童保育クラブの開園は,利用する子どもたちをはじめ,その保護者の安心を充足するため,新小学校開校と同時で
あることは必然で
あるとの考えの下,現在,事務を進め
ているところでございます。そのため,新小学校建設事務を進める
教育委員会と密な事務連携を図っ
ており,さきの御質問でも答弁申し上げました
が,
教育委員会が策定を進め
ております新小学校
施設整備に係る基本計画の進捗に合わせた対応を図っ
ております。
なお,議員からの,小学校建設時における現南
小松島第一から第四までの学童保育クラブの運営場所を御心配され
ての御質問でございます
が,このことに関しましては,
教育委員会と協議の上,本計画におきまして決定され
ていくものと考え
ております。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)御説明いただきました。
スケジュール的には,当然,小学校
が開校になりました,同時に引っ越しでき
て,同じようにしかるべきところで学童保育
がスタートできましたというの
が,多分,当然,一番いいことで
あって,じゃ,それまでの工事の期間,学童の関係者
が心配されとることも十分分かるんですけど,私らもいろんなところでお話を聞く中で,
教育委員会の話も聞く中で,小学校自体
が建設工事をし
ているのに,それを今のまま普通に授業しながら学校を建てるのか,どこかにプレハブを建て
て引っ越しさせ
ておい
て建てるのか,
教育委員会でもまだそういう方針
が決まっ
ていないのに,そこまでするのは無理ですよと,決まらんわよというのを分かっ
て説明もするんです。だから,そこらの説明も私なりにさせ
てはいただいとんですけれども,やっぱりそこらを要望され
ている,切望され
ているところで,全体の大きいくくりの中で,
教育委員会が学校校舎を建てないこする,その中でどういう形でし
ていくのか,それ
が多分一番大事で
あって,それに付随し
て,じゃ,
幼稚園園舎を使っ
ている施設はどうなるのかというの
が関わっ
てくることで
あって,そこらあたりを本当に。要は,不便のないように,安全で,運営でき
て,一緒にスタートできるの
が一番いいと思いますので,今後協議され
ていくということでございますので,そこらあたりをしっかり協議し
ていただい
て,それぞれの,
小松島市学童保育クラブ連絡協議会になるのかな,そこの関わる運営さんとも,今の説明をしっかりし
ていただい
て,共通認識を持っ
て進んでいっ
てあげ
てほしいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
次の質問に移ります。空き家対策についてお聞きいたします。
通告する
きっかけとなりましたのは,お知り合いの方から,隣の空き家から,木
が大きくなっ
て枝木
が塀を乗り越え
て,落ち葉処理
が大変なので枝を切っ
てほしいということで
ありました。場所は知っ
ておりました
が,たまに通過することは
あっても,まじまじ見たことは
ありませんでした。現場を確認に行きますと,何十年も放置されたような倒壊した家屋。イメージ的には,今回,横須町で略式代執行される家屋ぐらい古く,その敷地内には両腕でも届かないほどの大木
がそびえ立ち,その枝
が張り出し
て,その四方を囲むブロック塀は,木の枝と倒壊した家屋
がブロック塀にもたれ
て,ブロック塀
が斜めに傾い
ていました。張り出した枝木は,隣の敷地内だけでなく,隣接する県道まで張り出し
ていましたので,チェーンソーを使っ
て処分することとなりました
が,勝手に切るわけにもいかず,住宅課に報告を兼ね
て相談に行きました。
この案件につきまし
ては,結果として県道にはみ出
ておりましたので,住宅課
が県に掛け合っ
て対応し
ていただきました。今回は,県道にはみ出
ていたので県
が対応し
てくれたんですけども,市道だったら市
が対応し
てくれ
ているというのも聞くんですけれども,なかなか,これについてはちょこちょこ相談
があります。そういう場所も,ここだけでなしに,うちの地元もいろんなところで見かけます。そういうことも
あって,今回,自分で整理するためも
ありまし
て,通告を出させ
ていただきました。
さて,質問に移りたいと思います。このたびの
一般質問では老朽空き家対策について何点かお聞きする予定でした
が,先日の松下議員の
一般質問におきまして,これまでの成果と課題,今後の対応についてやり取り
がございましたのでお聞きはいたしません
が,御答弁の中では,空き家
が783件から1,052件に増加し
ており,減少に向け
て取り組んでいくと,アンケート調査も実施し,理由等の調査も行い,新たな取組に向け
てやっ
ていくと御答弁
がありました。その1つ
が,行政代執行とか略式代執行とかいうことになるんだろうと思います。
私個人的には,行政代執行で
あれ略式代執行で
あれ,状況にはよります
が,しなければならない箇所だったらやっ
てあげたらいいと私は思います。今回,横須町において略式代執行される案件につきまし
ても,先日,説明をいただきましたけれども,私個人的には,今後の1つの
きっかけとして一歩踏み出したんだなと思っ
ています。しかしながら,市内には,所有者や地権者
が分からない,自治会や協議会に聞い
ても分からない,子どもや孫も
いないし,遠縁に当たる人も分からないし,知っ
ていても連絡
が取れないといった老朽空き家も見るし,お聞きもいたします。もし台風等の災害において倒壊した場合,近所に迷惑をかけた場合,必ずと言っ
てよいほど,何とかし
てと相談に来るのは市で
あろうと思います。
結局,最終的には市か県
が片づけに行くようになるの
が想定されます。ほっとくわけにはいきませんよね。災害復旧という理由なら可能かどうかは分かりません
が,明らかに事前に承知し
ていながらも何もしなかったと非難される可能性も
あります。ケース・バイ・ケースになるとは思います
が,臨機応変に対応するべきだと。新しい対応,新しい取組
が必要になるのだろうと認識し
ています。
ここで,老朽空き家対策に対する関連でお聞きいたします。除却後の更地になった場合の固定資産税の減免に関しては,議員間でも議論になります。血縁関係
が薄い相続人にし
てみたら,高いお金を出し
て除却した後に,さらにその後に固定資産税
が上がれば,当然,維持費
が高くなるということで,そのまま置い
ておくだろう,除却をやらないのではないかと,そういう理由の1つではないかとも考えられます。昨年6月
定例会議では,佐野議員の
一般質問においてもこの趣旨の質問
がされ,小林部長さんの答弁では,現在,先進地事例の検証も進め
ている段階で
あり,今後は,これまで収集した情報を整理・分析し,様々な観点から検討し
ていくこととなるということでございました。
その後についての担当部局の見解をお聞きいたします。
[都市整備部長 小林 潤君 登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村議員から御質問いただきましたので,お答え申し上げたいと思います。
空き家除却後の土地に係る固定資産税の減免措置につきまし
ては,県内において,鳴門市
が平成30年度から,松茂町
が令和3年度から,それぞれ減免措置を行っ
ております。減免措置の内容といたしまし
ては,まず,固定資産税の住宅用地特例を解除し,その後,一定以上,老朽化した空き家を解体した場合,更地となった土地の固定資産税を減免するもので,空き家の前向きな除却を後押しする効果
が期待されるものと考えられます。本市といたしまし
ても,まずは空き家所有者へのアンケートを行う中で,固定資産税の住宅用地特例の解除
が空き家除却を踏みとどまらせる要因となっ
ているのか,しっかりと把握・分析した上で,その効果と税制面への影響を比較するなど,導入の必要性について検討を進め
てまいりたいと,このような考えでございます。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)御説明いただきました。
減免については,松茂町
が去年から,鳴門市
がもう何年かになるのかな。私も時間
がなく
てそこまでちょっと調べられ
ていないんですけど,ぜひ時間
があればお調べいただきたいのは,鳴門市さん
がその減免措置をやっ
て,もう何年かたちました。じゃ,その間,成果は
あったのかどうか。議員もこの制度について調査研究するために,以前,愛媛県の東温市まで視察に行きまし
て,更地にした後は,10年間,段階を踏んで固定資産税を上げ
ていくというふうなこともやっ
ているというので,東温市さんにももし時間
があれば私も調べ
てみたいなと思ったんですけれども,今回,ちょっと時間
がなく
てそこまで調べ
ておりません。ぜひ鳴門市さんから御回答いただけるので
あれば,「その後,除却のそういう減免措置をやっ
て明らかに成果
があったよ」とか,「いや,まだまだ始まったばかりでそれ以上分かりません」とか,「大体どれぐらいだったの
がどれぐらいになった」とか,もし教え
ていただけるので
あればお調べいただきたいなと思います。また分かれば教え
てください。よろしくお願いします。
老朽空き家の除却については松下議員さんからいろいろお聞きし
ていただきましたので,私からは,比較的新しい空き家の現状。分析によると,A,B,C,D,Eランクまで分けるそうでございますけれども,Aランク,Bランクになるのかなと思うんですけれども,新しい空き家についてお聞きいたします。昭和の後半から平成にかけて核家族化
が進み,親子三代で同居し
ている世帯
が近所でも少なくなっ
てき
ています。世帯数も減り続け,私の住む自治会では,平成元年には85軒程度
ありました
が,今は70軒を切りました。そのほとんど
が空き家となっ
ています。どこも同じかなと思います
が,その後,少子高齢化
が顕著に進み,田舎だけでなく,市街地においても空き家
が目立つようになったとお聞きし
ております。今後は,祖父母を見るために引き取るから空き家になる,年老いたから施設でお世話になるので空き家になる,独居老人等の独り暮らし世帯の人
が亡くなったから空き家になるなど,様々な理由により,さらに空き家
が増えるのではないかと懸念されるところで
あります。
国土交通省から出され
ている資料によりますと,先進地では,比較的新しい空き家については様々な形で利活用
がされ
ております。行政
が行う空き家バンクもその1つとお聞きし
ております。また,自治会
が了解を得た後,空き家の維持管理をし
ている地域も
あれば,民間団体と二人三脚でマッチングし,移住定住促進に成功し
ている自治体も
あります。また,農地付き空き家を貸し出すことで地域の特性を生かし
ている自治体も
あります。
比較的新しい空き家対策について,空き家バンク
小松島版も含め
てお聞きいたします。
[都市整備部長 小林 潤君 登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村議員から御質問いただきましたので,お答え申し上げたいと思います。
議員から御案内
がありました
小松島市空き家バンクにつきまし
ては,空き家の所有者と本市への移住希望者をつなぐ支援事業として,空き家対策の取組の1つとなっ
ております
が,現在のところ,本市での登録件数は1件となっ
ており,登録を増やすためには利活用可能な空き家の情報
が必要となります。
昨年度,実施いたしました空き家の実態調査において,Aランク,Bランクと判定された空き家につきまし
ては,今後,空き家の所有者に対する意向調査及びアンケートの中で,借家としての利活用の希望などを回答し
ていただく予定といたし
ております。その結果を空き家バンク担当課に情報提供することにより,空き家所有者の希望にも沿う形で登録を円滑に進めること
が可能となるものと考え
ております。
空き家対策を進めるためには,空き家の状態に応じた対策を講じ
ていくこと
が最も重要で
あります。Aランク,Bランクの空き家につきまし
ては,その有効活用
が積極的に図られるよう,空き家の利活用に取り組む関係各課と情報を共有しながら,この対策につきまし
ては,全庁的に連携し,しっかり対応し
てまいりたいと,このような考えでございますので,今後ともよろしくお願いいたします。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)説明いただきました。
空き家バンク登録
が1件というのは寂しい限りなんですけれども,御答弁に
ありましたように,各課をまたいで情報を共有し,利活用できる体制づくり
が必要だと,それはそう思います。以前にも,就農希望者,「
小松島市で農業をしたいので畑つきのお家
がないですか」とお知り合いの方から依頼
があって,何件か紹介したんですけれども,成約に至りませんでした。ただ,そういうニーズ
があるんだなということも知りました。
我々は,しなさい,しなさい,やれ,やれと言うのは簡単なんですけども,なかなかそれは大変なんだなと。今回これを,やれ,やれ,登録枠を増やせ,増やせと言うのも民間の圧迫になるのと違うかなという懸念も
あったんですけれども,同僚議員に「いや,それはないよ。それぞれ違うので大丈夫ですよ」というのを聞いたので,ここで発言させ
ていただきました。
所管は変わりますけれども,先日,お知り合いの方から,徳島市農業
委員会では,売地,売り農地,貸し農地,借りたい人と3点セットでデータベース化し
て,あっせんし
ているそうです。本市におきましても,空き家とセットで貸し農地や土地の分譲も含め
てあっせんする,そういった地域の特性に合った取組もやったらどうですかと,御提言をいただいたところで
あります。
今回,発言に際して,聞き取り調査の中で担当者といろいろお話をする中で感じたのは,やっぱり除却とかそういうのは住宅課,でも空き家バンクは違う課,「ああ,それはうちと違う,どこそこ課」と,「じゃ,ほな,農地つき空き家,そんなん
が昔ニーズ
あったんやけどな。そんなんは」と言ったら,「ああ,それは違う,農林水産課,農業
委員会」と,それぞれ担当課
が違うんですよね。だから,ニーズ
があって訪ね
ていっ
ても,そうやっ
て違っ
ていたら,なかなかそれをまとめ
て分かりやすくするところ。それで,今,最初に言われたように,そういう利活用できる体制づくり
が本当に,今回,聞き取り調査の中で,担当部局とお話しする中でそれを感じました。今,部長
がおっしゃっ
ていただいたので,実際にそういう体制づくりをし
ていただきたいなと思います。
次に,危険なブロック塀の除却状況についてお聞きいたします。最近では,防災の面からも,ブロック塀からフェンスへと変更したほう
がよいのではないかと言われ
ております。
きっかけとなりましたのは,平成30年6月に発災した大阪府北部地震で,小学校のプール横のブロック塀
が地震によって,板チョコのようにパタンと倒れたと。ちょうど登校中,運悪く女子児童
が下敷きになっ
てしまった,そういうような痛ましい事件
がきっかけでした。また,本市におきましては,その地震以前から,地元で活動され
ている民間のまちづくり団体に御紹介いただき,徳島大学環境防災研究センターと徳島県建築士会
が,市内の3つの自主防災会エリアにおきまして,調査,報告,啓発を行っ
ていただきました。その後,何件かブロック塀からフェンスに交換されたのを見ますと,やっ
ていただい
てよかったのかなと感じ
ているところでございます。
私も調査に一日同行したんですけれども,それから,ふだん車で走っ
ていても,ブロック塀を見るたびに,あっと目につくようになりました。ふだん,車で走りながらブロック塀を見ませんよね。でも,そういうことを体験しますと,ブロック塀を見
て,「あそこ,クラック
が入っとる」とか,「ここ,控え壁
がない」とか,そんなところ
が気になるようになりました。
このことは,ちょうど通告を出し
て資料を探し
ておったんですけれども,国土交通省から出され
ているブロック塀の安全対策にかかる地方公共団体の取組事例集というので,徳島市と美波町とともに
小松島市の取組
が紹介され
ておりました。本当にそういうこと
が成果になっ
て,ハレにもなっ
てよかったなと感じ
ているところでございますけれども,その中に,
小松島市危険ブロック塀等除却支援事業を創設し,撤去に対する補助を行うことで,解消に向け促進し
ているということでございました。
その後の除却の状況について御説明を願います。
[都市整備部長 小林 潤君 登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村議員の御質問にお答えさせ
ていただきます。
本市では,令和元年度から,地震の際などに倒壊等のおそれの
ある危険なブロック塀につきまし
て,その所有者
が除却を行う場合に,対象となる工事の3分の2以内で,6万6,000円を上限として補助金として支給する
小松島市危険ブロック塀等安全対策支援事業を実施し
ております。これまでの当該事業の実績について申し上げますと,令和元年度
が5件,令和2年度
が2件となっ
ていたことから,これまでの議会におきましても,補助要綱の対象を広げるなどの御意見をいただい
ておりました。
こうした御意見等を踏まえまし
て,昨年度から,これまでの,学校の通学路,地域防災計画に記載された緊急輸送路に面したブロック塀に加えまし
て,建築基準法上,第42条の道路,第43条第2項の道路,いわゆる建築の際,接道義務を満たす道路に面したブロック塀にまで補助要綱を緩和いたしました。この結果,令和3年度の実績で7件ございまし
て,前年度から5件増となり,地域防災力の向上に寄与するなど,一定の効果
があったものと考え
ております。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)7件になっ
て増加し
ている,成果は
あるということでございました。実際に
あったので,見直し
て緩和し
ていた,条件の緩和ということで
ありました。それもし
ていただいた。
以前,私,ここで言ったのか,
委員会で言ったのかな,相談
があったときに,「今,そういう補助
がありますよ。撤去に10万円かかるんだったらその3分の2ぐらいは負担し
てくれる制度
があるよ。住宅課へ行っ
て相談し
てみたら」と言ったら,明らかに小学校に向かっ
ていく避難路で
ありながら,「その手前まで
が通学路で
あって,そこから通学路ではないので対象外です」や言う
て,駄目だった。ただ,その方は理解し
てブロック塀からフェンスに換え
てくれましたけど,そういうの
がありました。そういう発言をし
て,今,制度の緩和をし
ていただい
ているということを聞い
て,よかったなと思っ
ております。言ったかい
があるのかどうか分かりませんけれども,そういう規制緩和をし
ていただい
て本当に使いやすくなった,だから条件に当てはまる人
が増えたと,そういうことなんだろうなと思いますけれども,まだまだ知らない人
が多いです。
感じるところは,じゃ,危険だと分かっ
ておっ
ても,家のブロック塀,うちの家もそうなんですけど,ブロック塀
が古く
て危ないのは分かっとんですけど,ブロック塀
が優先順位でないんです,先でないんですよね。ブロック塀を直すぐらいだったら家を直すわ,寝室を補強するわ,家を建てないこするわと。家を建てないこするときにブロック塀をやり替えするわ,工事の車
が入っ
ていけないから。多分,そうなる可能性というか,ブロック塀の危険性は分かっ
ていながらも,多分,一番後回しになるような状況なんだろうなというのは,自主防災会の役員さんとか
が集まっ
て話をするときでもなります。実際,そんなことを想像する中で,やっぱり,それでもやっ
てくれた人のお話を聞くと,「ほなって,地元だったらニュータウンから子ども
が前をようけ通るでな,もうしといたげなしゃあないでな」みたいな感じでやっ
てくれたおうちも
ありました,お聞きしました。なので,やっぱり,そういう補助金
があるので
あれば,やっとい
てあげようかというふうなところも増えるのかなと。ただ,その優先順位
が,何ぼ補助金をつけ
ても多分先にはならない,多分,ブロック塀は一番最後になるんだろうけど,そういう危険なところはフェンスに換えるというのを周知啓発し
ていくのも大事なのかなと思っ
ています。
最後に,敷地の境界を越え
て繁茂する枝木の対応についてお聞きいたします。この件につきまし
ては,空き家だけでなく,ふだんの生活の中でもよく聞く話で
あり,御近所トラブルにつながらないとも限りません。この件につきまし
ては,昨年6月定例議会においても,最近では市への相談も増え
ているといった御答弁も
ありました。同じように,自治会や協議会,個人に至るまで,議員への相談も多くなっ
ているようにお聞きいたします。
市道や県道にはみ出し
ている部分については担当部局で対応し
ていただい
ています
が,個人の委託となると対応できないともお聞きしました。今後の対応についてお聞きいたします。
[都市整備部長 小林 潤君 登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村議員の御質問にお答えさせ
ていただきます。
近年,空き家に関する相談は増加し
ており,空き家敷地内の樹木につきまし
ても,ある程度の件数の相談
が寄せられ
ているところで
あります。
議員御質問の,敷地の境界を越え
て繁茂する樹木への対応について申し上げますと,空き家から越境し
てきた樹木の枝につきまし
ては,隣地まで進入し
てき
ても,現行の民法上,所有者の許可を得ず勝手に枝を切ること
ができず,樹木の所有者に対して切除を求めるしか方法
がございませんでした。このような越境し
てきた樹木の枝への対応につきまし
て,令和5年4月1日に施行される改正民法では,所有者へ枝を切除するよう催告したにもかかわらず,所有者
が相当の期間内に切除しないときや,所有者を知ること
ができず,またはその所在を知ること
ができないときなど,一定の要件を満たした場合,土地の所有者はその枝を切り取ること
ができるとされ
ております。
これにより,空き家などの隣地から越境し
てきた樹木の枝への対応
が可能となる法律は整うこととなります
が,その運用に当たりましては,法律の要件で
ありますとかその制約などを十分に確認する必要
があるものと考え
ております。
[15番 井村保裕議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕議員)御説明いただいた中で,民法の改正
がありまし
て,木を切っ
てくださいと言っ
てもなかなか切っ
てくれなんだら自分で切れるようになったというのは,今まで,それでも切れなかったんですよね。それ
が切れるようになったというのは,そうやっ
て整ったというの
が1つなのかなと思うんですけれども,以前も説明
があったように,木
が越え
てき
て,相談に来ますよね。市はその地権者に,「こうなので切っ
てください」とお願いしますよね。それでも切っ
てくれませんよね。それ
が切れなかった。でも,民民なので,結局は,それを越え
てきたら個人
が切らないかんけど,そんなん独居老人のおばあちゃん
が,切れと言ったって無理でねえと言っ
ても,そこで担当部局とお話する中で,もう何回もその地権者に言ったりやり取りするぐらいだったら,もう行っ
て切っ
てあげたほう
が早いのと違うのという思い
がありました。
実際,例えば市道をレミファルトで補修をやっ
てくれ
ているような部隊
が市に
あるように,そういう支援の中にも,そうやっ
て枝を切っ
てあげるような部隊
があってもええのと違うかなと。当然,個人の敷地内の人
が処分するの
がルールやけど,どうしてもできない理由
があるんだったら,市
が行っ
てそういう部隊をつくっ
てあげたら,今後の1つの解決策になるのかなというのも担当の部局の人とも話をしよったんですけれども,なかなかそこまで踏み込んではいけないかもわかりませんけど,いや,切っ
てください,切っ
てくださいとやり取りするぐらいだったら,多分,そのほう
が早いのかなと思いました。
今回,空き家対策について,防災に関する危険なブロック塀について,はみ出した枝木の除去についてお聞きしました。それぞれ,行政
ができること,民間対応できること,地域で対応できること
があると思います。今後もこういった相談事は増え
てくると思います。
資料によりますと,地元協議会,自治会,自主防災会を中心に,先ほども言いましたように,空き家の管理とあっせんや危険な場所の啓発,枝打ちや草刈り等の維持管理と,地域ぐるみで取り組んで
いる先進事例はたくさん
あります。本市においても,何でも市に言うたらええやんというより,行政と地域
がそれぞれ役割分担し,地域保全の維持管理につなげ
ていくような取組
が必要なのかなと思います。
先ほどの
広田議員の恩山寺の遊歩道の件にし
てもそうだと思うんです。聞きながら見
ていました。まだ小さい頃,遠足,ハイキングで行きました。懐かしいな,確かに花見
があったな,あの遊歩道も上がっ
ていったな,展望台に遠足で行っ
てあそこでお弁当を食べたなと思っ
ていました。まさかああいう状況になっ
ているとは思いませんでした。でも,あそこへ行くまでに何らかのニーズ
があれば,あそこに散歩する人
がおったんだったら,何かの形で維持管理
ができるんだったのと違うかなと,遊歩道の景観の保全ということでできるんだったのと違うかなと。
今のルールでいくので
あれば,地域資源保全会とか,景観の保全というルールで活動され
ているところ
がたくさん
ありますよね。なので,そういうところも活用し
ていただい
て,協力できるところは協力する,やるところはやる。個別の団体を出しましたけど,いろんなところでやられ
ていますよね。協議会
が河川の水草の掃除をしたり,いろんなところで,市
がやらないといかんことを地域とか協議会
がやっ
ていることはたくさん
あると思います。そういうのは何でも,「市に言うたらええやん」「何で市
がし
てくれんのん」とよく聞くんですけれども,何でも市に言っ
てくるんでなく
て,行政
がするべきところと,地域でし
てあげるところはし
てあげたらええやんと,そういう体制づくりをしっかりやっ
ていただきたいなと思います。何でも市に言うたらええんじゃというのではないというのを言いたく
て,発言させ
ていただきました。
以上で,私の
一般質問は終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍 手)
◎ 議長(
米崎賢治議員)以上で,通告による質疑及び市政に対する
一般質問は終了いたしました。
これをもっ
て,議案第55号から議案第79号までに対する質疑及び市政に対する
一般質問を終結いたします。
ただいま議題となっ
ております議案第55号から議案第79号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任
委員会付託区分表のとおり,それぞれ所管の常任
委員会に付託いたします。
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◎ 議長(
米崎賢治議員)各常任
委員会におかれまし
ては,9月12日,13日,14日,15日,16日,20日,21日,26日,27日の9日間に
委員会を開会され,付託案件等について審査されますよう,お願いいたします。
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◎ 議長(
米崎賢治議員)以上で,本日の日程は終了いたしました。
次会の日程を報告いたします。
次会は,9月29日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論,採決で
あります。
◎ 議長(
米崎賢治議員)本日は,これをもって散会いたします。
午前11時59分 散 会
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