小松島市議会 2022-12-04
令和4年12月定例会議(第4日目) 本文
2022年12月08日:令和4年12
月定例会議(第4日目) 本文 ◎ 議長(
米崎賢治議員)ただいまより本日の会議を開きます。
本日の
議事日程については,お手元に配付いたしましたので,御了承願います。
───────────────────────────────────────────
◎ 議長(
米崎賢治議員)これより,本日の日程に入ります。
日程第1 議案第83号から議案第103号までについて,
一括議題といたします。
議案に対する質疑及び市政に対する
一般質問を続行いたします。
通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。
16番,
杉本議員。
[16番
杉本 勝議員 登壇]
◎ 16番(
杉本 勝議員)おはようございます。
3日目の1番目ということで
質問をさせ
ていただきます。
令和4年6月にも
質問させ
ていただきました部門につきまし
ては後で語らせ
ていただきます
が,今日は2問ということで
ありました
が,初日の
南部議員,それと,2日目からの
近藤議員のお2人の方の
質問に重複いたしますので,私のほうからはあえて
質問の部門を控え
ていきたいかなと,このようには思っ
ております。
1問目の
本港地区の
活性化事業につきまし
ては,先ほども言いましたように,重複し
ておりますので,この問題につきまし
ては,2人の
答弁とともに,今後,市長の
言葉どおり,にぎわいのあるまちづくり,また,
小松島市
が活気の
ある市としてこの
事業が着実に推進し,期待しながら見守り,未来の
小松島市に託したいと思います。
1問目の
本港地区活性化事業につきまし
ては,そういう内容で,今回の12
月定例会議につきまし
ては,私のほうからの
質問は置かせ
ていただきたいと思います。
それでは,2問目の森林問題について御
質問をいたします。
2問目の森林問題で
あります
が,この問題につきまし
ては,過去に私
が2回
質問したこと
がございます。現在の市長さんはそのときにおいでなかったのです
が,そういう形で,こういうことに対しての心配を数年前からはし
ておりました
が,今回も,いろんな意味で,
小松島市だけではなくいろんなところで全国的に起こっ
ておる問題ではないだろうかと,私は思っ
ております。
この中で,野鳥の生き方の
考え方,ここらにつきまし
ても,国も県も市もお互いに考え
ていかないと,捕獲するだけでは
解決策は見いだせないと思っ
ております。そのためには
森林環境が大切だと思っ
ております。それにつきまし
て,本市に配分されました
森林環境譲与税につきまし
て,これまでの
鳥獣対策として執行された経験
があるのかないのか,
そこらあたりも聞い
てまいりたいと思います。
先般,
新聞紙上で,私にこういう
質問をしろと言わんばかりの報道
がされました。令和4年11月25日の
新聞紙上で,「市町村の
執行率が56.9%,有効な使途を見いだせず」という基金の繰入れの文章
が出
ておりました。これにつきまし
て,私も当初から発言し
ておりました今回の野鳥の生息について,また野鳥の生活についてのことも述べさせ
ていただきました
が,今回こういうふうな記事
が出ましたら,この基金を使っ
ておるのか
いないのか,お聞きしたいと思いますので,よろしく
お願いしたいと思います。
[
産業振興部長 茨木昭行君
登壇]
◎
産業振興部長(
茨木昭行君)
杉本議員の御
質問にお答えいたします。
森林の整備や保全を進めるために本市に配分されました
森林環境譲与税につきまし
ては,令和元年度からの総額で約814万円でございます
が,これまでに
鳥獣等被害対策に関する
事業への
充当財源としたことはございません。
[16番
杉本 勝議員 登壇]
◎ 16番(
杉本 勝議員)御
答弁いただきまし
て,ありがとうございます。
私
が先ほど言いましたように,過去に二度もこういう
お話をし
てあるにもかかわらず,
森林環境譲与税というのは,必ずしも,私の言っ
ている,この全てをする税金ではないということも
新聞紙上には書かれ
ております
が,これは,木の伐採とかいろんなそういう部分に対してする,また,地域の方からも,年間1,000円の上乗せをした徴収をし
て譲与税の財源にし
ておるというような項目も書い
てはございます
が。皆さんも
御存じのように,先般も
小松島市に
イノシシが出ました。そして,この問題は
小松島市だけではなく
て,全国的に
イノシシ,熊,鹿,いろんな部門
が出
ております。そういう形の中で,この問題について,
行政としても考え
ていかなければ,
今小松島市で,最近は大いに
新聞紙上をにぎわし,
報道関係も非常にあちらこちらを走られ
て報道され
ております。こういうものについては,今後とも,どのように
行政として取り組んでいただけるのかということは,私は前々から言いまし
て今回で3回目でございますので,
そこらあたりも十分に考え
ていただきたいと思っ
ております。
そういう形の中から,里山の
イノシシが下り
てき
て農地を荒らす。山には餌
がないために,
森林環境譲与税を活用し
て鳥獣対策として
森林整備を行うような予定
があるのかないのか。
そこらもお聞きし
て,今後とも,この問題について追及なり,また論議をし
てまいりたいと思っ
ておりますので,御
答弁を
お願いしたいと思います。
[
産業振興部長 茨木昭行君
登壇]
◎
産業振興部長(
茨木昭行君)
議員の御
質問にお答えいたします。
本市の
森林環境譲与税の
事業充当における
執行率は県内においても低い水準となっ
ていることから,効果的な
活用方法について継続し
て研究し
ているところでございます。この中で,他の
自治体で
生活環境の保全や
鳥獣害対策を目的として
集落周辺の竹林の伐採に対する補助を実施した事例も
あることから,本市の実情に応じた取組を検討し
てまいりたいと考え
ておりますので,御理解賜りますよう,
お願いいたします。
[16番
杉本 勝議員 登壇]
◎ 16番(
杉本 勝議員)部長のほうから御
答弁いただきまし
て,ありがとうございます。
この話は,前から発言をし
ております
が,これといった決め手の御
答弁もいただくこともなく,ただ淡々と進んでおるような状態と私は思っ
ております。しかし,
鳥獣被害防止事業というの
がある中で,毎年この部門についてもお金
が支払われ
て行われ
ております。年度によりますと,51万円から86万円という金額それぞれです
が,この部門におきましても,私の聞くところによりますと,この予算において,どれだけ
行政が本当に携わっ
て現場の物事に対してどういう関心を持たれ
てこのことをやられ
ておるのかなということ
が,考えさせられるところ
があるのではないだろうかと思っ
ています。
この問題につきまし
ては,
行政の方よりは現地でこういう
鳥獣防止の
事業をされ
ている方
が中心でされ
ているような
お話も聞い
ております
が,あくまでも,予算は市から出され
ておりますので,予算
がどのように執行され
ておるかということも,
行政として十分に見る必要
があるのではないかなと私は思います。予算の問題につきまし
ては,前にも,議会の中で,内容
が若干おかしいという
お話も
ありましたので,そういうところから,もう少し
行政として関心を持ち,このお金
がいかにどのように使われ
ておるのだろうかということも考える必要は,私は,大いに
あるのだろうと思っ
ています。
例えば,令和3年には
イノシシが146頭,カラス
が168羽,ムクドリ67羽,カワウ
が70羽,ドバト
が83羽というふうな,こんな記録も予算の中に報告され
ております
が,果たして,こういうふうな記録
がされ
て,それで本当にいいのだろうかと。私
が過去に心配をし
て,小松島市の山林の中で生息する鳥,獣,そこからの命の問題について,また
環境の問題について,
皆さんが今までいかに考え
てこられたかということを,もう一度,お尋ねしたいと思います。本当に考え
ていますか。考え
て十分手続をし
ておれば,捕獲ばっかりで解決するということは,私は,ないと思うんです。
ですから,そういう意味においても,これから,先ほど言いました
森林環境譲与税につきまし
ても,伐採の部門で
ありますけども,十分説明し
て,そして,ここに
あります市の予算として取り入れ
ていただい
て,814万円
が206万円しか,25.4%しか使われ
ていないというようなことではなく,昨日もそういう
お話があって,すばらしい予算を取られ
て行政がすばらしいことをし
てくれ
ているなと言われる
お話も,
佐藤議員のほうからも
ありました
が,それだけではなく
て,現実に,今このように世間を騒がせ
て,子どもさんもけがをされたという現状で
ありますので,
そこらをもう少し考え直し
て今後も取り組んでいただく必要
が大いに
あるのではないだろうかと,私はこのように思っ
ております。
そういうことを申し述べ
て,今後とも考え
ていただいたらと思っ
ております。御
答弁は要りません。
それでは,次の3問目にまいりたいと思っ
ております。
2問目の
イノシシの
被害についてというのは,
佐野議員のほうからいろいろ
質問され重複し
ている点もございますので,あえて,この部分については置きたいと思います。
3問目の
行政の指導や民間の協力で
被害を減少できないかという
お話です
が,この問題につきまし
ても,
行政がただ鳥獣の話ばっかりをしたのではできないと私は思っ
ています。そのためには,
行政と民間の方
が共に手を取り合っ
て,森林の
環境をいかに整えるか,そして,そこに住む鳥・獣など
がどのように安定し
て生活できるかということも考えることは,人間として当然でないだろうかと思っ
ております。人間だけの
安全性を考え
て生き
ていくということは,地球上におけるその他の生き物,生息し
ているものに対しての
考え方は変わっ
て偏見でないだろうかと,そんな感じもいたします。ですから,地球でおるみんな
が共に,多かれ少なかれ,生存し合いながら生き
ておるところ
があります。まして,
小松島市の山の中に,
皆様御存じのように,
環境で言いますと,
小松島市の山は非常に荒れ
ています。前市長のときからもそういう
お話を私はし
ておりました
が,そのときにも,竹林についても整備をすると
お話も
ありました
が,この問題は今の問題と直接関係はございませんけれども,そういう中からこれからもやっ
ていく必要
があるんでないだろうかと,このように思っ
ております。
そういう形で,先ほど言いましたように,
行政の指導で民間に,個人の所有する農地や山林について,
有害鳥獣が人里に出没すること
がなく森の中で過ごせるためには
環境整備が必要だと思います
が,行政として,このことについてどのように指導できるか,また,どのようにこれからやっ
ていくかについて,御
答弁をお聞きしたいと思います。
[
産業振興部長 茨木昭行君
登壇]
◎
産業振興部長(
茨木昭行君)
議員の御
質問にお答えいたします。
この件に関しましては,以前から,
議員,
委員会等で御
質問をいただい
ておるところでございます。その際にも御
答弁させ
ていただい
ておりますように,国は
有害鳥獣の捕獲や
侵入防止を主体とした施策を進め
ておりまし
て,議員からの御提案に沿ったような内容ではない状況にございます。
近年,本市を取り巻く状況を鑑みますと,
少子高齢化により人口
が減少傾向に
あり,中でも,
農業者人口は急激に減少し
ているところで
あります。このような状況の下,特に
山間部において
山の手入れが行き届かなくなっ
ていることから,少なからず存在した
緩衝地帯が消滅し,人と
野生動物が近接する事態
が生じるようになっ
ております。
このように,管理されない山林
が増加し続ける中で,
議員の御指摘にも
ありましたような,
山林所有者と
行政との協働による対策の推進は,
高齢化等の課題
がありますことから,他の
自治体と同様,大変厳しい状況
があるものと認識し
ております。先ほどの御
答弁でもさせ
ていただきました
が,本市の実情に応じた取組を今後検討し
てまいりたいと考え
ておりますので,御理解賜りますよう,よろしく
お願いいたします。
[16番
杉本 勝議員 登壇]
◎ 16番(
杉本 勝議員)御
答弁いただい
てありがとうございます。
検討されるという
お話で
ありました
が,検討されるもので
あれば,従来からの私の発言にも何らかの検討はされたと思います。それと,これ
が国のほうからのそういう問題と私の言っ
ている話とはちょっとかみ合わないという
お話も
あるようです
が。では,この問題は,私のこういった話について,
行政としては考えることなくそのまま流し
ていくだけの
お話ですか。この
お話が,この前の
子どもさん
がけがされたこと
が,もし,もう少し大きなけがでもされ生命にも関わるようなこと
が起きた場合は,
行政としてはどうされるのですか。人命の救助,安心し
て住める
小松島市,こういうことを言われ
ておっ
て,今のような
お話で御
答弁いただい
て,「はいそうですか,よろしく
お願いします」と言うことは,これ3回目ですので,この問題については,「分かりました」という
御返事はできかねます。本当に,そういう
お話で
行政として説明できた,
答弁ができたと,この問題に思われるんでしょうか。この問題については,今ここで論議し
ても即解決する問題ではないと私は思っ
ております
が,検討されるだけではなく,本当に取り組んで,次にどういう角度でどのようにすればよいか。そして,
小松島市の町の中にこれからも来るで
あろう
イノシシをどのように,捕獲だけでなくそれ以外の方法でもできないかという
考え方をするの
が行政で
あり,市民の皆様
が,住んでよかった
小松島,安心し
て住める
小松島になるのでないだろうかと私は思っ
ています。
そういう意味で,この問題については,今,即返事をくれとは言いません
が,今後,
行政のほうで十分考え
ていただい
て,どういう方法でこの問題について対処し
ていくか,そして,
子どもさんとか女性とか弱い方
がイノシシなどに襲われること
がないような
小松島市にするために考え
てもらいたいと,かように思います。
ですから,
御返事は,今日の
質問の中では,市長,要りませんので,今後考え
ていただい
て,それにまた見合ったこれからの取組を,再度報告をいただけるように
お願いをしたいと思います。そうしないと,何日もの間,長いこと報道され
て,「イノシシ,
イノシシ,
小松島市」という報道をされ
てこのまま置くようなことでは,
小松島市の中で安心できる状態ではないということは,
小松島市民の
皆様方も知っ
ておられると思います。
まして,
町なかの方も最近は
恐怖心を感じ
ております。山の近いところの町で
あれば,これからもたくさん出
てきます。昨日の
佐野議員の
質問にも
ありましたけど,6匹ですよ,出
ておるのはね。その後で確認したらあと4匹出
てきましたと言っ
ていましたから10匹ですよ。10匹の
イノシシが小松島市の民家のところに下り
てくるわけですよ。それで本当に安心できますか。
そういう意味で,今後ともこの問題については,私のほうから提案なり,また,
皆さんのほうにそういうふうに
お願いをし
ておきたいと思いますので,この分についての御
答弁は,今日は結構でございますので,後日検討され,そして取り組んだ内容についての御報告を
お願いしたいと思います
が,その御
答弁の
御返事はいただけるでしょうか,その部分だけお聞きしたいと思います。
お願いします。
[
産業振興部長 茨木昭行君
登壇]
◎
産業振興部長(
茨木昭行君)
議員からの御
質問にお答えいたします。
議員から御指摘も
ありましたように,今般,
イノシシが市街地のほうに出没するというような事態になりまし
て,しかも,人
が被害を受けたという現状につきまし
て重く受け止め
ております。こういった中で,本市としてできるような対策はないかということで,国のいろんな制度,そういったものも含めまし
て,本市の実情に応じた取組を検討し
てまいりたい。これからも,
有害鳥獣の捕獲もし
ておりますけれども,さらにその
あたりをしっかりと検証し
てまいりたいと考え
ておりますので,御理解賜りますよう,よろしく
お願いいたします。
[16番
杉本 勝議員 登壇]
◎ 16番(
杉本 勝議員)御
答弁いただい
て,ありがとうございます。
今回の
質問につきまし
ては2問
ありました
が,1問も2問も両方とも他の
議員と同じ
質問になりましたので,私の
質問は非常に少なくなりまし
て,最後に部長に
お願いし
て,またこのお取組をし
ていただけるということになりましたので,今後ともよろしく
お願いしたいと思います。
以上をもちまして,12
月定例会議の私の
質問を終わりたいと思います。
皆さん,御清聴誠にありがとうございました。(拍 手)
◎ 議長(
米崎賢治議員)小休いたします。
午前10時29分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午前10時32分 再 開
◎ 議長(
米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。
10番,
広田議員。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)おはようございます。
新風はなみずきの
広田和三でございます。
令和4年12
月定例会議において
質問をする機会を得ましたので,通告に従って
質問をさせ
ていただきます。
さて,12月に入り,寒さ
が一気に押し寄せ
てまいりました。カレンダーも残すところあと20日余りとなりました。また,
新型コロナウイルスの感染も,昨日は県下で689人もの感染
が確認され,拡大
がいまだに終わりの見えない状況となっ
ています。一日も早く収束し,以前のごく当たり前のごくありふれた楽しい生活に戻るよう,願っ
てやみません。
さて,今回は,
市道等の安全について,
小松島市の
農業支援について,
小松島市の条例・規則の遵守について,以上,3つの項目についての
質問をする予定でございました
が,最初の
市道等の安全については,地域の安全,防犯対策として街路灯の整備についての内容で
質問する予定でございました。昨日,
佐野議員さん
が通学路の安全対策を含め
て同じ内容の
質問をされましたので,1つ目の
市道等の安全については
質問を割愛させ
ていただき,2つ目の
小松島市の
農業支援についてから
質問を始めさせ
ていただきます。
農業関係者から発せられる常套句に「農業を取り巻く
環境は非常に厳しいもの
があります」,この表現は今に始まった字句では
ありません。かれこれ30年以上も前から発せられ
ている表現でございます。近年では,私の周りでも,生産者の高齢化に加え,後継者不足から田んぼを預けるなどし
て農業から身を引く現状
が多くなっ
てきました。9
月定例会議で承認されました認定農業者に対して一律に10万円を給付するという給付金
事業について,まず,お伺いします。
[
産業振興部長 茨木昭行君
登壇]
◎
産業振興部長(
茨木昭行君)
広田議員の御
質問にお答えいたします。
認定農業者支援給付金給付
事業につきまし
ては,本市農業の持続的発展に向け
て高い意欲を持ち農業に取り組まれ
ている認定農業者に対し,
新型コロナウイルス感染症拡大やウクライナ危機等を背景とした農業資材等の高騰への対策として,農業経営の安定化を図るため,手厚い支援
が必要という考えから実施し
ているものでございます。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)今年8月31日に,地元新聞に「
小松島市
が農業者に10万円支給」と,こんな大きな見出し
が躍りました。農家の方からも朝早くから電話
がありました。「うちもくれるんじゃな」という表現です。
ところが,よく読むと,給付の対象となるのは,市内に居住し拠点を置く認定農業者で
あるというの
が条件でございました。市のホームページを検索し
て小松島市認定農業者支援給付金給付
事業という項目を開けますと,最初には
事業の趣旨
が次のように書かれ
ております。
「
新型コロナウイルス感染症拡大に加え,ウクライナ情勢などを背景とした農業資材費高騰により,経費の増加
が負担となっ
ている市内に住所を有し
ている認定農業者に対し,農業経営安定化を図るための対策として給付を行うものです」と
あります。この中でうたわれ
ている,
新型コロナウイルス感染症拡大に加え,ウクライナ情勢などを背景とした農業資材費高騰により経費の増加
が負担となっ
ていると
あります
が,経費の増加
が負担となっ
ているのは認定農業者だけなのか,お伺いします。
[
産業振興部長 茨木昭行君
登壇]
◎
産業振興部長(
茨木昭行君)
議員の御
質問にお答えいたします。
先ほどの,認定農業者支援給付金給付
事業の給付の趣旨等でございます
が,これにつきまし
ては,
新型コロナウイルス感染症拡大やウクライナ危機等を背景とした農業資材等の高騰への対策ということでございます
が,これについては,認定農業者だけではなく一般の農業者に対してもこの影響は受け
ておるものという認識はございます。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)参考資料を掲示しますので,御覧ください。(資料をスクリーンに映す)
この表は,地元のJAさん
が取り扱っ
ている水稲の一般的な元肥の,令和になっ
てからの20キロ1袋当たりの税込み価格を提示したものです。令和3年11月の20キロ1袋当たりの税込み価格の単価は4,125円。令和に入っ
てからの数字とあまり大差なく推移し
ております。
しかし,今年6月に入りますと一気に価格
が上昇しました。20キロ1袋当たりの税込み価格
が2,000円も上昇しました。現在の20キロ1袋当たりの税込み価格は6,237円となっ
ています。世界情勢から見
ても,しばらくの価格上昇は続くものと見られます。
御承知のとおり,肥料価格の高騰は,原料のほとんどを海外輸入に頼っ
ているの
が現状で
あります。特に肥料の原料の生産国で
あるロシアへの経済制裁によるロシアからの供給の停滞,中国の輸出規制,また,最近の運搬輸送に係る船舶燃料の高騰に加え
て,大幅な円安など
が入り交じっ
て関係し
ております。
ちなみに,水稲栽培には,土地の土質にもよります
が,10アール当たり,1反当たり平均で2袋,40キロの元肥を施すの
が基本でございます。先ほどの肥料価格の上昇分,10アール2袋分で4,000円。1ヘクタール作付され
ている生産者は4万円,2ヘクタール作付され
ている生産者は8万円と,耕作面積に応じ
て肥料も必要量
が増え
ていきますので,その負担も増大し
てまいります。
認定農業者に対して農業経営安定化を図るための対策として給付を行うというので
あれば,一般の農業者に対しても同じように対象とするべきではないでしょうか。せめて,肥料価格の上昇差額分として,認定農業者との数字で逆転しない範囲の金額,私の案ということで,1反2,000円の助成はできないでしょうか。
小松島市内の水稲の生産農家は約900戸
あります。
小松島市の基幹産業の1つで
ある水稲農家の救済には,認定農業者だけではなく,零細な水稲栽培農家にも同じように満遍に,ぜひ,支援の対象とし
ていただきたい。
小松島市の栽培面積の規模別で単純計算すると,総額で2,500万円から3,000万円の範囲内で支援額という金額の数字
がはじき出されます。水稲の作付証明書,耕作証明書等から面積割りなどをし
て算定するのを数字の根拠として,零細な水稲栽培農家にも平等に助成
ができるものと思います
が,市の考えをお聞かせください。
[
産業振興部長 茨木昭行君
登壇]
◎
産業振興部長(
茨木昭行君)
議員の御
質問にお答えいたします。
水稲に限るものではございません
が,現在,国におきまして,今後の化学肥料の低減や堆肥等の活用推進の取組を行う農業者に対しまして,前年度から増加した肥料費につきまし
て70%を支援する
事業が実施され
ております。さらに,徳島県からも,国の70%の支援に併せ,残り30%の半分で
ある15%の支援を国と一体的に実施し,生産者負担を15%とすることで,より一層の負担軽減
が図られ
ているところでございます。
このように,国及び県の支援
が,販売を行う農業者という広い範囲を対象とし
ていることから,先ほど御説明いたしました10万円給付金
事業の対象者を認定農業者のみに限定した理由の1つでは
あります
が,議員のおっしゃるとおり,これら国・県の肥料高騰対策のみでは,厳しい経営状況に直面し
ている水稲農業者をはじめ,市内農業者全体の維持や継続につなげ
ていくことは,現在,困難な状況で
あることも承知をし
ております。御理解賜りますよう,よろしく
お願いいたします。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)8月の新聞報道のときに,認定農業者だけでなく,個人の農業経営者の分の助成の金額と併せ
て同時に発表し
てほしかったと思います。
後出しで
お願いできんかと言っ
ても,予算の関係,数字的な根拠の積算もなかなかできないと思います
が,
そこらは,担当課
が一生懸命数字を持っ
ておりますので,これはどうですかと言った場合は根拠も出
てくるものと思います。遅く
ても結構ですので,来年度の予算づけに,はめ
てもらいたいというの
が本音です
が,予算
がないと言えばそれで終わりかもしれません
が,まだこれからも肥料の高騰というのは考え
ていかなく
てはならないものと思っ
ておりますので,
小松島市の基幹産業で
ある農業に対して
行政の温かい政策で取り組んでもらいたいと思います。そして,全ての生産者に手を差し伸べ
ていただきますよう,強く
お願いし
て,次の
質問に移らせ
ていただきたいと思います。よろしく
お願いします。
3つ目の
小松島市の条例・規則について,9
月定例会議に引き続い
て質問をさせ
ていただきます。
今年の
定例会議,前回9月,前々回6月にも,条例・規則についての
質問に対して,総務部長さんからは,
答弁で全庁的に内容確認の作業を実施するということをいただい
ております。12
月定例会議では条例の一部改正案
が1件上程され
ているだけです。規則については,内部の関係でございますので議会の承認は得る必要はございません
が,12
月定例会議,先ほど言いましたように,条例の改正案1件だけです。
さて,条例・規則等の見直し点検を現在までどのように取り組まれたのか,改めて,まず,お伺いします。
[総務部長 西照保彦君
登壇]
◎ 総務部長(西照保彦君)
広田議員の御
質問にお答えをいたします。
例規の点検の取組状況という御
質問でございます
が,本年9
月定例会議以降,本
定例会議までの例規点検の進捗状況に関しましては,条例では,
議員からもございました
が,本
定例会議に議案として上程をいたし
ております
小松島市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の1件をはじめ,規則においては,
小松島市業務分掌規則,
小松島市文書取扱規則,それと,
小松島市住宅新築資金等貸付条例施行規則など5件,また,その他の規程・訓令等においては,
小松島市文書の編集及び保存規程1件の合計7件の例規の改正を実施いたし
ております。
進捗状況,見直し状況については以上でございます。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)総務部長からの
答弁をいただきました。
表現は悪いのです
が,前回,前々回の
答弁と全く同じような表現です。前回も申しました。全く見直し作業の体をなし
ていないということを前回申し上げました。とても,総務部長さん
が強く言っ
ていました速やかにとは程遠いものと,私は思っ
ています。国の法律や政令・省令に係る法改正など
があった場合は,積極的に改正を行います
が,内部の条例・規則は,僅かずつです
が,改正もされ
ています
が,全体の600を超える数字からいうと全く手つかずのままの状態だと,私は認識し
ております。
過去の
答弁で「各担当課に対して所管する条例・規則の再確認を促し,不整合で
あるとか改正漏れについては速やかに対応し
ておるところでございます」と,
質問のたびに何回も総務部長さんは述べ
ております。現状はどうなのか,改めて,
答弁を求めます。
[総務部長 西照保彦君
登壇]
◎ 総務部長(西照保彦君)
広田議員の御再問にお答えをいたします。
例規の見直し等の現状ということでございます
が,まず,9
月定例会議での例規改正件数,これは,46件というふうにお答えを申し上げ
ております
が,それと比較をいたしまし
て大幅に,件数としては減少し
ておる,こういった結果になっ
ております
が,これにつきまし
ては,9
月定例会議の段階におきまして,
行政実務の運用と所管例規とのそごについての整合性を図る観点に立ちまし
て,形式的な比較的軽微な案件をはじめ,内外の調整
が必要とされる案件も含め,改正等の事務手続
が整ったもののうち,条例議案につきまし
ては,可能な限り,9
月定例会議へ上程をさせ
ていただいた,これ
が主な理由となっ
てございます。
こうしたことから,
自治体の例規につきまし
ては,市民の
皆様方の権利保護という観点からも,今後も継続的かつ主体的に組織また職員
が実施し
ていく必要
がある,このように認識をいたし
ておりますので,御理解のほどよろしく
お願い申し上げます。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)御
答弁ありがとうございました。
言葉は悪いんです
が,言わなきゃしない,言われ
てもしない,と言われ
ても当然だと思います。総務部長の言う,速やかに対応し
ているにもかかわらず長い期間放置され整合
が取れ
ていない条例・規則
がまだ
あります。担当課長は,これは,承知し
ているものと思っ
ております。
一般質問初日の出口
議員からの犯罪
被害者等支援条例の制定の
質問でも,昨年12月の
定例会議で出口
議員が質問し
て1年
が経過し
て,改めて,犯罪
被害者等支援条例の制定はどうかという
質問を今回しました。担当部局の
答弁では,関係当局と協議・検討し
ていくとかで,条例の制定すら,その姿
が見えません。
条例の制定については,当然に,模範例というの
があります。他の
自治体の先進事例も
あるはずです。それらを参考にし
て小松島市に当てはまる語句・字句にし
ていけば,当然,もっと速やかに条例の制定というの
ができるものと思います。
小松島市では,なかなか現実化し
ていきません。
質問に対する
答弁は,それはそれは,今回も同様です
が,すばらしい
答弁が返っ
てきます。すばらしい
答弁を一生懸命考えるのではなく,一生懸命考えるのは整合
が取れ
ていない例規を1つでもなくすことだと思うんです。
先ほど総務部長の
答弁の中に,
自治体例規については,市民の権利保護の観点からも,継続的かつ主体的に職員
が実施し
ていく必要性
があるものと十分認識し
ておりますという御
答弁がありました。条例・規則の遵守に向けた根本的な解消をいつまでにめどをつけるつもりなのか,具体の形で示し
てもらいたいと思います。
[政策監 岡本光弘君
登壇]
◎ 政策監(岡本光弘君)
広田議員の御
質問にお答えいたします。
議員から
お話の
ありましたとおり,条例・規則等の例規と
行政実務との運用面においてそご
があるものの,庁内外において,なお,調整,協議を要するものや,他の法令や附属機関等での運用との関連性を理由として,今
定例会議の段階において一部未処理となっ
ている例規上の懸案事項等
がございます。こうした懸案課題につきまし
ては,例規所管課で一部調整中の案件もございます
が,再度,全庁的な所管例規の適切な運用に向け,本年度内を目途に,最大限善処し
てまいりたいと考え
ております。
今後におきましても,例規の継続的な適正処理を遵守すべく,常に直近の
定例会議への条例議案の上程を念頭に,全庁的な情報把握と調整に努め
てまいります。
[10番
広田和三議員 登壇]
◎ 10番(
広田和三議員)政策監から御
答弁いただきました。
政策監も総務部長も同じような
答弁をずっと繰り返し
ております。回数を言っ
ていいんです
が,これ,何回目ですか。過去何回かの
答弁の言葉を,前後を並べかえ
て組み合わせ
て答弁し
ているだけとしか,私は見えません。目新しい
答弁の言葉を探し
てみ
てもあまりないと思います。
先ほどの政策監の
答弁で,今年度内,3
月定例会議が最終と思います
が,めどに最大限善処するとのことです
が,最大限善処する,お役所言葉ではいい表現なんです。最後は,できなかったとは言わないでいただきたい。3
月定例会議,出口は塞いでおきますので,対応はよろしく
お願いしたいと思います。政策監は例規審査委員会の代表です。旗振りでも
あるんです。期待し
ておりますので,よろしく
お願いします。
もう一度,9月の
定例会議でも言いました
が,改めて申し上げたい。各課の管理職を含め
て,条例・規則
が小松島市では基本ですよ。市民の方
が相談に来
ても,条例ではこうなっ
ているんです,規則ではこうなっ
ておりますと必ず出
てきます。整合性
が取れ
ていない条例・規則を提示できますか。できない言い訳を並べるよりも,どうすればこれ
ができるのか,こんな方法だったらできないだろうかというのを,常に市民の立場に立っ
て実現できる方向を探し
てください。そして,住みよい
小松島市にするために,いつまでも検討し
ているのではなく,スピード感を持っ
て,市民生活
がすばらしいものになるように積み上げ
ていきませんか。市長さんの市政運営に対するスピード感と強いリーダーシップを発揮されんことを期待しまし
て,12
月定例会議での私の
一般質問,少し早いんです
が,終わらせ
ていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍 手)
◎ 議長(
米崎賢治議員)小休いたします。
午前11時05分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午前11時20分 再 開
◎ 議長(
米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。
6番,橋本
議員。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)
皆さん,こんにちは。日本共産党の橋本昭です。
私は,12
月定例会議に臨みまし
て4項目の発言通告を出し
ております。第1は広域ごみ処理施設整備計画とその後の対策です。第2は新型コロナワクチン接種と感染症拡大抑止対策。そして,第3はヤングケアラーへの対応支援。第4は子育て支援対策でございます。
ただ,この発言通告は一部変更させ
ていただきますよう,今朝,議長に
お願いを申し上げまし
て,第1番目に新型コロナワクチン接種と感染症拡大抑止対策から
質問を始め
ていきたいと考え
ておりますので,どうかよろしく
お願い申し上げます。
さて,
新型コロナウイルス感染症の問題でございます
が,思いますに,私
が6
月定例会議で
質問をしたときには,徳島県内の1日の感染者数
が七,八十人でございました。8月には,
皆さんも
御存じのように,1日に3,000人を超えるという日も
あります。この12月,つい最近も600人とか800人とかというような感染者の数で,なかなか
新型コロナウイルス感染症の終わり
が見えないというような現状でございますので,今
定例会議も,私,
質問をさせ
ていただくことにしたわけでございます。
そこで,まず初めに
質問をいたします。
4回目のワクチン接種の,これ,私,9
月定例会議でも
質問しました。9
月定例会議のときには,60歳以上の方のワクチン接種はどの程度で
あったのかということを
質問し
て,理事者のほうから
答弁をいただいたわけでございます
が,最近,徳島新聞の11月15日の報道でこういうふうに書い
てあるんです。新型コロナワクチンの4回目の接種率ということで,
小松島市35.7%というふうに報道
がされ
ております。これは,多分,徳島新聞の報道は,全市民を対象にしたところの接種率ではないかと思うんですけども,現在の状況,どのようになっ
ているのか,御説明を
お願いできますか。
[保健福祉部長 田渕恭子君
登壇]
◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)橋本
議員の御
質問にお答えいたします。
新型コロナワクチンの4回目接種につきまし
ては,接種対象者
が60歳以上の方のほか,18歳以上60歳未満で基礎疾患を有する方,並びに医療従事者等で
ありました。9
月定例会議において
答弁いたしました接種率は,令和4年9月7日時点における4回目の接種者1万41名を,先ほど述べました接種対象者の合計1万6,646名で除し
て算定をいたし
ております。
それに対し,
議員御指摘の報道による接種率は,
議員の御
質問の中にも
ありましたとおり,令和4年11月9日時点における接種者,本市の接種者1万2,976名を本市の全人口3万6,391名で除し
て算定をし
ている数値でございまし
て,9
月定例会議における
答弁の接種率とは分母の計算
が違いますので,異なっ
ているということでございます。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)ありがとうございます。
ところで,現在,オミクロン株対応のワクチン接種というの
が行われ
ております。このオミクロン株対応のワクチン接種の進み具合の現在の状況はどのようになっ
ておりますか。
[保健福祉部長 田渕恭子君
登壇]
◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)
議員の御
質問にお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症
が,毎年,年末年始に流行し
ていることを踏まえ,令和4年9月14日の第37回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において,使用するワクチンをオミクロン株対応ワクチンとして実施する令和4年秋開始接種を予防接種法上の臨時接種に位置づけること
が了承されました。このことにより,2回の初回接種を終了し,前回接種日から5か月
が経過した12歳以上の市民を対象として,本市では,9月26日より,重症化リスクの高い高齢者の方等から,順次,接種券を発送し,10月3日より市内医療機関にてオミクロン株対応ワクチンの接種を開始しました。
また,10月21日に厚生労働省より接種間隔を5か月から3か月に短縮する事務連絡
があったため,接種間隔短縮により,新たに対象となる方には接種券を同月31日に送付し,11月以降は接種間隔に応じ
て,順次,接種券を送付し
ております。
接種状況につきまし
ては,市内22医療機関及び県主導の大規模集団接種会場等での接種
が可能で,11月末時点において市民5,296名の方
がオミクロン株対応ワクチンを接種し
ております。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)実は,私も,先日,オミクロン株対応のワクチン接種を済ませました。
ところが,私,いろんな,私と同年配の方に,「あなたはどうですか,ワクチン接種を済ませましたか」というふうに
質問をしますと,「いや,私はもう5回目のワクチン接種はしないんですよ」と言うわけですね。これは,ワクチン接種は強制では
ありませんからね。私も,「そうですか」と言う
て,「どうしてせんのですか」と聞きますわね。そうしますと,「どうも副作用
があるような」とか,あるいは「後遺症のこと
が心配だ」ということで,結構多いんですよ,そういうふうに答える人
がね。
私は,ワクチンを接種しますと症状の重症化を防ぐこと
ができるというふうに思っ
ておりましたから接種をしたり,また,しないという方にも説明をし
ておるんですけど。どうも,オミクロン株対応のワクチン接種
が,接種率
が伸びないのではないかと心配をし
ておるわけでございますけど,これ,強制では
ありませんので,しかしながら,市のほうは接種率を上げないかんでしょう。どういうふうに説明をし
ているのか,御説明を願えますか。
[保健福祉部長 田渕恭子君
登壇]
◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)
議員の御
質問にお答えいたします。
議員の御
質問の中でもございました
が,オミクロン株対応ワクチンの接種をしないと考えられる理由として,副反応への懸念やワクチンの効果に対する疑問
が背景に
あると推測いたし
ております。
接種を御検討いただくためには,ワクチンに関する正しい情報をお示しすること
が大切で
あると考え
ております。そのため,新型コロナワクチンの接種券を送付する際には,ワクチン製造業者別の説明書を同封し
ております。説明書には,ワクチンの特徴と必要性を含めた効果,接種を受けること
ができない人や,受けるに当たり注意
が必要な人及び副反応等
が記載され
ているため,市民の皆様
が接種を検討する際の参考とし
ていただい
ております。
また,本市コロナワクチンコールセンターや保健センター窓口におきましても,市民の皆様の疑問や不安に対して丁寧かつ正しい情報提供に努め
ているところでございます。加えまし
て,最新の新型コロナワクチンに関する情報
が確認できるよう,厚生労働省のホームページにリンクすること
ができる市ホームページを作成し
ております。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)
新型コロナウイルスは,自分
が生き延び
ていくために,今はオミクロン株と言っ
ておりますけど,また形を変え
ていくという,派生型と言うんですか,そういう変異をし
ていくウイルスになっ
ていくということ
が,日本国内でも幾つか新しい発見
がされ
ておるわけでございます。ですから,これからインフルエンザも
あるでしょう。そういうことで医療機関は大変な状況になるのではないかというふうに,私は思っ
ております。
次の
質問に移ります。
実は,徳島県教育委員会は,去る11月14日,希望する教職員に対し,抗原定性検査キットを活用した集中検査を実施するよう求め
ております。本市の現在の実施状況を説明し
ていただけないでしょうか。
[副教育長 勢井孝英君
登壇]
◎ 副教育長(勢井孝英君)橋本
議員の御
質問にお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症の感染者増加に伴いまし
て,11月14日18時から,とくしまアラート
が感染警戒・前期,現在では感染拡大初期と言います
が,感染警戒・前期に引き上げられ
ております。その対応といたしまし
て,県教育委員会
が各市町村教育委員会に対しまして,基本的な感染防止対策の徹底や,感染拡大を防ぐための各種無料検査制度の12月末までの延長,早期のワクチン接種の検討などの指示・連絡をし
てございます。その指示・連絡には,学校内での感染拡大を防止するため,先ほど
議員のほうの
お話にも
あったとおり,検査を希望する教職員を対象に学校を通じて抗原定性検査キットを配布しまし
て,11月28日を目途に週3回の検査を実施するようにとのこと
がございました。
本市の各学校現場におきましては,検査キットの希望申込数は,市内の幼稚園,小学校,中学校を合わせまし
て912個
ありまし
て,現時点では,希望者全て
が検査を終了し
ております。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)
新型コロナウイルスですね,小さい
子どもさんの間にも感染
が広がっ
ておるというの
が現状ではないでしょうか。
次の
質問に移ります。
私,毎
定例会議ごとに
質問し
ておるんですけど,私
が一番気にし
ておりますのは,症状のない人,無症状の人。症状
がありませんから,自分
が新型コロナウイルスに感染し
ておるという自覚
がございませんから,あちこち歩くでしょう。専門家の間では,全部ではないんですけど,空気感染,これを防ぐの
が大事なんだと言う人もおるわけですね。
そういうことで,無症状の感染者を早期に発見し保護するためには,私は,PCR等の検査拡大
が必要ではないかと思うんです。これは,9
月定例会議でも言いました。PCR等の検査は,阿南市,徳島市,あるいは鳴門市はやっ
ております。そういうことで,いつでもどこでも誰でも無料で検査
ができる方法を,ぜひとも,
小松島市内でも実施し
ていただきたいと,このように私は考え
ておるわけで
ありますけれども,
小松島市当局のお考えを聞かせ
ていただきたいと思います。
[危機管理部長 吉岡忠則君
登壇]
◎ 危機管理部長(吉岡忠則君)橋本
議員の御
質問にお答えいたします。
国の基本的対処方針によりますと,第8波における対応として,診療,また検査医療機関の箇所数の増加に加え,地域の感染状況に応じた診療時間等の拡大などの取組を行うことや,薬局等で購入できる自己検査キットの確保を図るとともに,都道府県等は集中的実施計画を策定し,感染多数地域の高齢者施設,保育所,幼稚園,小・中・高等学校等の職員などに対する検査の頻回実施を行うこととされ
ております。
また,徳島県では,無症状者に対する検査として,抗原検査やPCR検査
が無料で受けられる一般検査
事業や,帰省者等向けの事前PCR検査について,これは,来年1月まで延長したことに加え,感染状況に応じ
て高齢者施設や児童利用施設,さらには学校等において集中的な検査を実施し
ているところでございます。そういった状況でございますので,市
が独自に検査
事業を実施することは,現在,考え
ておりません。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)私は,検査というのは必要だと思っ
ております。
以上で,
新型コロナウイルス感染症拡大抑止対策の
質問は終わらせ
ていただきます。
次に,広域ごみ処理施設整備計画とその後の対策について
質問をさせ
ていただきます。
広域ごみ処理施設整備計画は,
皆さんも
御存じのように,11月30日に5市町の首長
が参加した連絡会議で,徳島市の内藤佐和子市長
が事業からの撤退を表明いたしました。さらに,12月5日には,
小松島市役所に
小松島市,勝浦町,石井町,北島町の4つの市町の首長
が出席をいたしまし
て協議した結果,連絡会議の枠組みは解散をし,各自で最善の方法を模索し
ていくことを発表し
ております。
私は,徳島市
がなぜ脱退に至ったのかの経緯を検証する必要
があると思っ
ております。
実は,今から2年前の令和2年6月に行われました
小松島市長選挙に当選した中山氏
が,当選直後に,広域ごみ処理施設整備計画の凍結を徳島市
が掲げ
ていることを受け
て,徳島市
が撤退ならば5市町でやりますよとの見解を表明いたしました。この見解の表明は,広域ごみ処理施設整備は,徳島市
が参加しなく
てもできますよということを内外に発表したことになると私は思うんですけど,私の考えに対する市当局の
答弁をいただきたいと思います。
[市長 中山俊雄君
登壇]
◎ 市長(中山俊雄君)私の就任直後の発言は,様々な課題
が山積し
ている中,一つ一つ真摯に向き合う決意と覚悟を示すもので
ありました。その真意を御理解いただけず曲げられた御
質問に対しては,お答えすることはできません。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)論理的に考えますと,徳島市
が撤退なら5市町でという見解は,私
が先ほど申しましたように,広域ごみ処理施設整備は徳島市
が参加しなく
てもできるという結論になるので
あります。これ,誰
が考え
てもそうですね。
さらに,中山市長は令和2年6月にこのような発表をしたでしょう。令和2年9月には,勝浦町の野上町長
がさらにきついことを言っ
ておるのですよ。どういうことを言ったかといいますと,野上町長
が,現候補地,飯谷町ですね,「飯谷町で難しいので
あれば代替案は待てない」と言っ
ておるのですね。そして,「
小松島市を中心に話を進め
ていきたい」と発言し
ておるわけでございます。これ,厳しい発言では
ありませんか。
広域ごみ
行政というのは事務委託方式です。徳島市以外の他の
自治体が徳島市にごみの処理を
お願いするという方式です。ところが,勝浦町の野上町長は,「飯谷町であかなんだら,代替案は待てませんよ」と,そして,「
小松島市を中心に話を進めたい」というふうに言っとるのですけど,私,そこで,市当局に
質問します。
この発言の後に,勝浦町から「
小松島市を中心に話を進めたい」と,そういう呼びかけはございましたか。
[市民
環境部長 佐藤文幸君
登壇]
◎ 市民
環境部長(佐藤文幸君)
議員の御
質問にお答えします。
そのような呼びかけはございませんでした。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)実は,私の今日のこの
質問はケーブルテレビで中継され
ております。多分,徳島市当局も見
ていると思います。勝浦町の野上町長の「
小松島市を中心に話を進め
ていきたい」,このような発言は徳島市への事務委託方式を否定することにつながるわけでございます。これは,徳島市を除外することになるわけですね。
勝浦町の野上町長の徳島新聞に発表されました同じ記事の中に,徳島新聞はこういうふうに報道し
ております。「
ある自治体の関係者
が,徳島市
がいないと駄目なわけではない」というふうに記事に書い
ておるわけでございます。
実は,勝浦町の野上町長の発言は,よくよく読みますとね,勝浦町と
小松島市だけでなく,それ以外の
自治体を含むことも意味し
ております。ですから,徳島市の関係者からは,「徳島市除きのシナリオを一体誰
が書い
ているのか」という声
が私の耳にも届い
ております。
皆さん,少し思い出し
ていただきたいんですけど,広域ごみ処理施設建設場所を,徳島市は飯谷町からマリンピア沖洲の市有地に変更しました。このときに,徳島市の内藤市長は,他の
自治体に「マリンピア沖洲で一緒にやりませんか」とは言っ
ていないんです。こういうふうに言っ
ております。徳島市議会の本会議で,「適切に判断をし
てください」と,こういう発言をし
ておるわけですね。内藤市長のこのような発言は,各
自治体のこれまでの言動
が背景に
あったのではないでしょうか。
そこで,
質問をします。
中山市長の「徳島市撤退なら5市町で」とか,勝浦町の野上町長の「飯谷町
が難しいので
あれば,代替案は待てない。
小松島市を中心に話を進めたい」,このような発言は,徳島市と他の
自治体の信頼関係に傷
がついたと私は思います。このような私の
考え方に対して市当局の見解を聞かせ
ていただけませんか。
[市長 中山俊雄君
登壇]
◎ 市長(中山俊雄君)私自身,市長会等で内藤市長に度々お会いし
ております。その中で信頼関係を傷つけ
ているというふうなことも,直接伺ったわけでもございませんし,単なる臆測もしくは思い込みによる
質問にはお答えするわけにはまいりません。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)私は思うんですけどね,一般廃棄物の広域処理に係る連絡会議を解散しましたね。このことは,徳島市を除外し
て広域処理
ができないということ
が証明されたのではないでしょうか。
徳島市
が広域から離脱するに至る,私たち
が知らない膨大な情報や資料を徳島市は持っ
ていると思うんです。
小松島市の9
月定例会議の文教厚生常任委員会で,ごみ問題を集中的に議論したでしょう。そのときに,私の後ろの傍聴席に徳島市の広域ごみ
行政を担当し
ている職員
が傍聴に来
ておったということも,
皆さん既に
御存じでしょう。徳島市はいろんな情報を集め
ておるんですね。私は,できたらこういう徳島市
が集め
ておる膨大な資料や情報を徳島市自身
が明らかにし
てほしいと考え
ております。
とにかく,連絡会議
が解散しましたからね,いよいよ,
小松島市は12
月定例会議に今後の在り方についての調査の予算も計上し
ております。結局のところ,単独整備で行かないかんようになると思うんです。
そこで,私は提案します。それは,松茂町
が一般廃棄物焼却施設の建設費用に関わっ
て防衛省から補助金
が出るというふうに言っ
ておりますね。そして,広域ごみ処理施設整備計画の枠組みから松茂町は脱退を表明しましたね。本市も市内に海上自衛隊の基地
がございます。ですから,松茂町に補助金
が出るのならば
小松島市にも出
て不思議はないと思うんです。どうでしょうか,防衛省に対して一般廃棄物焼却施設建設の補助金を求める考えはございませんか。
[市民
環境部長 佐藤文幸君
登壇]
◎ 市民
環境部長(佐藤文幸君)
環境省の交付金を含め,本市にとって有利な財源の確保に努め
てまいりたいと考え
ております。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)私は,防衛省に対して補助金を求める考えはないかというふうに
質問しましたけど,これには答え
ておりませんね。ということは,私の理解でいけば,防衛省に補助金の申請はしませんよというふうに受け取っ
てしまいますね。
そういうことで,市単独で
ありますと,以前も,
小松島市当局は80億円のお金
が要りますよというようなことも言っ
ておりましたから,いかに費用を安く上げるかということ
が大事ではないかと考えるわけでございます。
そこで,次の
質問に移ります。
小松島市も,今ごみ問題に一生懸命取り組んでおりますね。先日も,ケーブルテレビで
小松島市の女性職員の方
がごみの減量化とか,それから生ごみの水切りの問題とかいろいろアピールをし
ておりました。ごみの減量化というの
が非常に大事ですね。
そこで,これ,前にも
質問させ
てもらいました,生ごみをメタン発酵させ液体肥料を作り市民に農作物の肥料として提供する。このためには,バイオマスセンターの設置をする。これは,
環境省から補助金
が出ますので少ない金額で設置できるわけです。こういう方法もどうでしょうか,考え
ていただけないでしょうか。市の見解をお聞かせください。
[市民
環境部長 佐藤文幸君
登壇]
◎ 市民
環境部長(佐藤文幸君)さきの井内
議員の
一般質問でお答えいたしましたとおり,最適な処理方式等を検討し
てまいりたいと考え
ております。
◎ 議長(
米崎賢治議員)午後1時10分まで休憩いたします。
午後 0時04分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午後 1時10分 再 開
◎ 議長(
米崎賢治議員)休憩前に引き続き会議を開きます。
橋本
議員。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)次に,私は,ヤングケアラーへの対応支援について
質問を進めさせ
ていただきます。
徳島県ヤングケアラーに関する実態調査については,収集したデータは各市町村ごとに情報提供を行うとし
ております
が,どのような情報提供
が小松島市に
ありましたか。
[保健福祉部長 田渕恭子君
登壇]
◎ 保健福祉部長(田渕恭子君)橋本
議員の御
質問にお答えいたします。
徳島県
が本年7月から8月にかけまして小・中・高等学校の児童生徒を対象に実施しましたヤングケアラーに関する実態調査の結果につきまし
ては,さきの9
月定例会議において11月頃に提供されると
答弁いたし
ておりました
が,現在のところ,本市への調査結果の提供はございません。御承知のとおり,昨日の地元新聞に,県全体における調査結果の速報
が県議会総務委員会において報告されたこと
が報道され
ております。また,一昨日より県ホームページにも結果
が掲載され
ております
が,市町村別の調査結果は示され
ておらず,前段でも申し上げました
が,現在のところ,調査結果は提出いただい
ていない現状で
あります。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)今の
答弁では,調査結果はまだとのことでございます
が,小松島市もアンケートに対して県に回答を寄せ
ております。
そこで,お尋ねいたします。
市内小・中学校のヤングケアラー該当児童の把握はどのようになっ
ておりますか。
[副教育長 勢井孝英君
登壇]
◎ 副教育長(勢井孝英君)橋本
議員の御
質問にお答えいたします。
現状,市内小・中学校の該当児童の把握につきまし
ては,担任やスクールソーシャルワーカーによりまして児童生徒の学校内生活の様子を観察しながら,ヤングケアラーと思われる児童生徒の早期発見に努め
ているところで
あります。現在のところ,先ほど保健福祉部長
が申したとおり,県内全般の速報結果は公表され
ております
が,本市に対しては,調査結果報告は届い
ていないというような状況でございます。結果
が届き次第,教育委員会としましても,その結果を踏まえ,関係機関と連携を取りながら対応をし
ていくつもりでございます。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)とにかく,ヤングケアラーの該当児童の支援については,これからのことになると思います。また,県から詳しい結果
が小松島市にも,通知というか,連絡
があろうかと思いますけど,これを受け
て具体的に施策の充実を図っ
ていただきたいと思います。
以上でヤングケアラーについての
質問は終わります。
最後の子育て支援対策についてでございます。
実は,小・中学校の児童生徒の学校給食費を無償化するという動き
が全国に広がっ
てき
ておるんです。徳島県では,私の知るところ,三好市
が既に実施し
ておるということでございます。
小松島市は子育て所帯の支援に力を入れ
ていくという方針でございますので,どうでしょうか,小・中学校の児童生徒の学校給食費を完全に無償化するという考えはございますか。
[副教育長 勢井孝英君
登壇]
◎ 副教育長(勢井孝英君)
議員の御
質問にお答えいたします。
学校給食法では,給食で使う食材に係る費用は保護者負担とされ
ておりまし
て,経済的理由により負担
が厳しい保護者に対しましては,生活保護や就学援助などの支援を行っ
ているところでございます。また,今年度につきまし
ては,食材料費等の物価高騰に伴う学校給食費の値上がり分を市
が負担することで子育て世代
が抱え
ている経済的負担の軽減を図る支援をし
ているところでございますので,現時点では,給食費の無償化は考え
ておりません。
[6番 橋本 昭
議員 登壇]
◎ 6番(橋本 昭
議員)学校給食費の無償化は全国に広がっ
ております。政府のほうも,無償化にし
てはいけないという方針ではないんですね。それぞれの教育委員会の判断に任せ
ておるわけでございますので,どうかひとつ,本市におきましても,学校給食費の無償化を本当に考え
ていただきたいということを要請いたしまし
て,私の12
月定例会議の
質問はこれで終わらせ
ていただきます。どうもありがとうございました。(拍 手)
◎ 議長(
米崎賢治議員)小休いたします。
午後 1時19分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午後 1時21分 再 開
◎ 議長(
米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。
15番,井村
議員。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)令和4年12
月定例会議に発言の機会を得ました,
新風はなみずきの井村保裕でございます。
本
定例会議において13人の
議員が登壇されました。私の知る限りでは,一番多かったのではないかと思います。発言通告を見まし
ても,
小松島市の課題
が多岐にわたりあらゆる角度から
質問され,これからの
小松島市の
あるべき姿について議論されたように思います。
私は,今回は大きく4点について通告を出させ
ていただきました。子育て支援の充実について,都市計画マスタープランについて,地域防災力の向上について,未来へ輝く希望と信頼のまちこまつしまについ
てで
あります。
しかしながら,13番目の最後ということで通告による趣旨
が何点か重なっ
ています。同じ趣旨の
質問をし
ても
答弁が重なるので,しない,できないと申し合わせ
ておりますので,前段に
質問された
議員の要旨に対する
答弁を検証しながら進め
ていきたいと思います。
質問に入るまで若干時間
がかかるかもしれません
が,御理解をいただきたいと思います。
通告の1点目は,子育て支援の拡充で
あります。
本市独自のさらなる支援策は
あるのか,通告させ
ていただきました。現在,本市
が策定し
ている小松島市子育て世代応援プロジェクトをさらに拡充し
て,周辺市町村に負けないようにしっかりと取り組むべきではないかといった趣旨でございましたけれども,先日の
佐藤議員の要旨と重複し
ております。御
答弁は求めません
が,担当部長よりは,関連予算1億1,134万円を計上し,子育て世代の負担軽減や
子どもの教育
環境の充実,親子
が安心し
て遊べる空間づくり,子育て世代向けイベントの開催,子育てと両立しやすい職場
環境づくりをしっかりやっ
ていく,情報発信の強化にも努め
ていくということでございました。始まったばかりの
事業もたくさん
あります。今後も,しっかりやっ
ていただきたいと思います。
次の学校給食費の負担につきまし
ては,先ほど橋本
議員が最後にされました。御
答弁の中では,高騰した食材費の差額分は負担するけれども,全額負担はやらないというふうな御
答弁でした。
橋本
議員の発言の中で,既に三好市では実施し
ているということでございますけれども,私
が聞くところによると,お隣の阿南市も給食費全額負担を打ち出したと。半額だったかな,全額負担だったかな,すみません,ちょっと今,忘れ
てしまいました,申し訳ない。阿南市もそういう負担軽減のために方針を出したとお聞きし
ております。
よく言うんですけれども,どうしても,比べるのは隣の市町村と比べると思うんです。今,
小松島市に住んで
いる子育て世代のお父さんお母さん
が,「三好市
がしよるから」と,三好市のことをあんまり比べないと思うんです。「阿南市もしよるのに,徳島市もしよるのに,何で
小松島市はし
てくれんの」,こういう要望になっ
てくると思います。
子育て世代応援プロジェクト,資料を見ますと,本当に,これ
ができ
ていたらもっと早くやるべきだったんだろうなと思います。この中に,ぜひとも,給食費の負担というのも入れ
て,子育てをしっかりやっ
ていますよというのをアピールし
ていただきたいなと。ここの総括については最後にさせ
ていただきますので,応援プロジェクト,子育て支援については,これで置かせ
ていただきますけれども,保育料2割負担というのも,ずっと,私は市長にも言うんですけど,もうちょっと頑張っ
てよというところも
あります。給食費,それでも,やっぱり
子どもはぐくみ医療を18歳にし
てくれた,これ
が一番よかったという声も聞きます。これも,もっと早いところでやっ
てほしかったなというところでございますけれども,次に行きたいと思います。
大きい項目の2点目,都市計画マスタープランについ
てで
あります。
1点目の土地利用の方針については,人口減少,
少子高齢化社会に対応するための集約型土地利用と災害に強い都市づくりのための郊外型土地利用とうたわれ
ております。しかしながら,現在では,市街化区域と市街化調整区域とそれぞれ土地利用方針
が示され
ています
が,区域関係なしに田畑と新興住宅地
が混在する地域
が見受けられます。
市街化区域の田畑は宅地並み課税
が重くのしかかり,市街化調整区域においては,便利な地域にもかかわらず,家や商業施設
が建てられないなどの課題や,また,工業地域においては,地元企業
が企業の拡大や建て替えを計画し
ても代替地
が確保できないなどの事象
があるとお聞きし
ております。
今
が用途地域の見直しをする時期ではないかというふうな趣旨でございました
が,この件につきまし
ても,先日の松下
議員が,社会経済情勢の変化による区域区分や都市施設の全面的な見直しについて詳しく
質問され
ており,小林部長の御
答弁では,土地利用方針として新たに都市的利用を検討する必要
がある,農業振興地域においても計画的で秩序の
ある土地利用を誘導する,最後に社会情勢の変化により適時見直し
ていくというふうなことでございました。
私は,その見直しの時期は今で
あると,もっと早く
てもよかったのではないかと思っ
ています。ここらの
あたりを現状に合わせ
てしっかり見直し
ていただきたいなと。昨日,松下
議員が説明され
て考えを述べられた。まさに共感できる。私もそのとおりだと思います。
重複し
ていたのはここまででございます。ここからは御
答弁をいただきたいなと思います。
都市計画マスタープランにおける都市施設整備の方針についてお聞きをいたします。
資料によりますと,道路,公園,下水道等の都市施設整備の方針として,連携・交流を促進し災害に強い道路ネットワークの整備と,安全で快適な交通
環境を実現する道路の整備とうたわれ
ております。市内を見まし
ても,高速道路開通を見越し
ての周辺整備は進められ
ていますし,
本港地区及び中心市街地
活性化事業では,再整備
がされれば,
子どもたちから高齢者世代までの幅広い世代の市民生活に憩いと安らぎを与えるエリアにつながるだろうと思います。この件につきまし
ても,
南部議員が質問され
ておりました。
さて,便利な地域に人は集まります。
小松島市でもコンパクトシティの
考え方が検討され
ております
が,市の南部で
あれば,赤石駅周辺から大林町にかけて
が,これから人の流れ
が増えるで
あろうエリアになると考えられます。しかしながら,交通安全の観点から危険だと思われるエリアも
あります。
その1つ
が,赤石勢合踏切周辺だと思っ
ています。上下1車線で
ありながら,上り車線では,左折し
て踏切を渡ろうとする車両は,白線をまたいで歩道の上,ガードレールいっぱい幅寄せし
て左折のウインカーを出し
て待機をし
ております。そうしなければ大渋滞の原因になるのでそうし
ているのだと思われます
が,金磯方面から下っ
て駅に向かう人や自転車は手前でじっと待っ
ているの
が現状です。乗り遅れるかもと無理をし
て,事故
がないの
が不思議なくらいです。市としての認識と今後の対応についてお聞きいたします。
[都市整備部長 小林 潤君
登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村
議員の御
質問にお答えをさせ
ていただきます。
議員御案内のJR踏切道と県道徳島
小松島線,及び県道田野勢合線の交差部における安全対策につきまし
ては,主要かつ基幹的な交通として,鉄道管理者及び道路管理者において安全かつ円滑な交通の確保を図ること
が重要で
あります。当該交差点の形状改良による安全対策につきまし
ては,二級河川田野川の河口部に位置し
ていることから河川樋門などの施設も
あり,踏切周辺の用地不足等により交差部の改良
が困難な状況となっ
ております。
こうしたことから,当該交差点における安全対策を図るためには,踏切道及び接道する道路だけではなく,河川等の施設と一体的に整備すること
が必要となっ
ていることから,施設管理者で
あります徳島県に対しまして,これまでも地元協議会と共に要望を行っ
てきたところで
あります。
今後におきましても,引き続き,交差点の形状改良などによる道路交通
環境の改善
が図られるよう,実現に向け
て粘り強く徳島県への要望を行っ
てまいりますので,
議員各位におかれまし
ても御協力賜りますよう,よろしく
お願いいたします。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)御
答弁いただきました。
確かに,河川管理者,水門
があって踏切
があって交差点
があると。そういうので,安全対策については,水門も関係
があって道路交差点は徳島県
が管理者なので交渉せないかん,要望もするということですけれども,私も,これ,通告を出すまでは県道と市道の交わる交差点という認識だったんですけれども,聞きよったら,県道の交差点ですね。ただ,危険な場所については間違いないと認識し
てくれ
ているということで。
不思議だったのは,南側ですよね。ガソリンスタンドから橋を渡っ
て赤石のほうへ入っ
ていくところ
がきれいにされ
て整備もされ
て,あずまやや公園まででき
て,そこから一向に進まなかった。なかなか進まんなと感じ
ておりました。昔は,あそこは国道だったんですね。思い出しますと,あそこは国道55号線で,今はバイパスというんですけれども,55号バイパス
が国道55号線になっ
ていると,それで県道になっ
てといういきさつ
があって。国道だから,あそこまで途中まで半分整備でき
て,そこから県道になったから,し
てくれ
ていないという認識に今
あるんですけど,そこは,県
がやるべきだろうと思います,県道だったらね。水門だって,まず水門と同時と言うけれども,まず水門を付け替え
て,それでスペースをつくっ
てやったらいい。そこをどこ
がするかという問題になるんだろうと思うんですけれども,市からも,そこは,そういう認識されたエリアなので,しっかり要望し
ていただきたいなと思います。
次に,関連し
て赤石の踏切についてお聞きしたいと思います。直接,マスタープランとは関係ないのですけれども,交通安全,渋滞の緩和という観点からお聞きしたいと思います。
ここの信号,信号は信号,踏切は踏切,それぞれ独立し
て動い
ています。そうしますと,やっと信号
が変わったと思っ
て行こうとしたら,踏切
が鳴り出し
て,まだ遮断機は下り
ていないんですけど,行くわけにいきませんので,待ちます。そうしますと,結果,2回から3回,待つようになります。上りだったら赤石駅に入っ
てくる前から踏切
が鳴り出しますので,かなり時間は長いです。後ろに10台,15台,行列
ができます。
以前,一時期だけ,踏切と信号
が連動し
ていた時期
があるように思います。踏切
が上がったら,そのタイミングで点滅信号
が変わるというので,便利だなと感じとったんですけれども,最近は,また,それぞれ独立し
ております。当然,後ろに渋滞
ができ
ているというの
が現状ですけれども。信号と踏切を以前のように連動させるようなことはできるのかどうか。できれば渋滞緩和にもつながると思うんですけれども,対応
が可能かどうか,見解をお聞きいたします。
[都市整備部長 小林 潤君
登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村
議員の御
質問にお答えをさせ
ていただきます。
鉄道踏切道と道路との交差点における交通信号表示の制御につきまし
ては,以前設置の信号機は,鉄道踏切の動作状況に基づき,信号現示を制御する列車感応制御方式で
ありました
が,現示構成及び信号制御パラメータによって運用される定周期制御方式により整備したため,
議員からも
お話がありましたように,踏切道の制御とのタイミングにずれ
が生じたものとなっ
ております。
こうした現状を受け,現在,徳島県警察本部では,定周期信号機と遮断機のタイミングにずれ
が生じ
ている影響について,車両の交通量や交通流,並びに渋滞状況等の実態調査を行っ
ていると伺っ
ております。今後,この調査結果を踏まえまし
て,徳島県警察本部や道路管理者で
あります徳島県と連携し,安全で円滑な道路
環境の整備にしっかりと努め
てまいりたい,このような考えでございますので,引き続き,御協力をよろしく
お願いいたします。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)ちょうど認識し
て検討し
ていただい
ているということでございますので,ぜひともよろしく
お願いいたします。
赤石の踏切で,いつだったかな,産業建設常任委員会で,「あんながたがたな踏切,徳島県を探したって,一番ないよ,車のダッシュボードに置いた荷物
が飛んで下に落ちるぐらいになるよ」と言う
て,どうにかなりませんかと要望したら,すぐに対応し
ていただい
て,今,普通に走っ
ても,物すごくスムーズに回れるんです。あそこを通りながら,うちの
子どもが車に乗っ
て言うたら,「うん,お父さん
が言うたらすぐにし
てくれたな,ちょっとこうやっ
て直し
てくれるだけで,もうがたがたならんな」とうちの
子どもが言うので,「ああ,ほんまやな」と言いながら通っ
ています。便利なようになっ
ていくの
が一番いいんだろうなと思いますので,よろしく
お願いいたします。
次に,汚水処理の整備についてお聞きいたします。
本市の雨水については計画的に整備
が進められ
ており,台風時やゲリラ豪雨時にも浸水するエリアは少なくなっ
ていると認識し
ています。しかしながら,汚水処理の整備について,徳島県においては,下水道処理施設普及率
が18.7%で
あり,全国でも群を抜い
て最下位で
あります。このたび,本市の下水道の整備方針
が汚水処理については合併浄化槽へと切り替えられましたことは,私も,以前から,
小松島市の地形を考えると合併浄化槽でよいのではないかと思っ
ていました。しかしながら,
小松島市内において下水道整備
が既に整備され
ていながら,約40年にわたりつかっ
ている新興住宅地域
があります。老朽化し
ている施設の更新時期について,今後の方針はどうするのかをお聞きいたします。
[都市整備部長 小林 潤君
登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村
議員の御
質問にお答えをさせ
ていただきます。
議員御
質問の
小松島ニュータウン,和田島団地内の汚水処理施設につきまし
ては,民間開発業者による開発行為により昭和57年に設置された,当該団地の雨水を除く下水を集合処理するための施設でございます。本汚水処理施設につきまし
ては,設置後,開発業者からの移管を受け,昭和63年に
小松島市地域下水道条例を制定し,本市の健全な発達と公衆衛生の向上を図るため,適切に維持管理し
ているところでございます。
しかしながら,設置から40年
が経過し,修繕を必要とする箇所も増加し
ていることから,施設の長寿命化,または更新を踏まえ,計画的に維持管理を行う必要
があると考え
ております。これには特に必要な財源の確保
が課題となりますことから,現在,維持管理の適切な手法に加え,国の補助
事業の活用等について検討を進め
ているところで
あります。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)計画的に維持し
ていくために検討し
ているということでございます。
必要な財源を確保するために国の補助金も探し
ているということでございますけれども,この住宅地域に住む方は水道代と一緒に下水道代も払っ
ています。なので,一般の家庭,合併浄化槽にかかる経費とまた別の下水道処理代というのを負担し
てやっ
ている。当然,そのお金も積み立てられ
て,維持費と更新のために使われるという認識で支払っ
てくれ
ていると思います。そういうところから計画的に更新し
ていただきたいなと思います。
よく聞かれるのは,同じ町内でそういうところ
があって,合併浄化槽はそこはかからないという問題も
あるんですけど,そこは,そこで,今度,合併浄化槽については点検と清掃代,また個人的に払っ
ていますよね。それを考えると,あんまり差はないなという説明はさせ
てもらうんですけど。今度,合併浄化槽を進め
ていくと,今度は,排水のことでいろいろまた次の課題も出
てくるのかなと思いますので,
そこらを併せ
て,今後,御検討し
ていただきたいなと思います。
合併浄化槽についてお聞きいたします
が,最近の比較的新しい家屋,また,今新しく建て
ているところは,当然,合併浄化槽になっ
ているだろうと思いますけれども,まだまだ単独浄化槽の家屋も多いとお聞きし
ております。実は,私の自宅も,私
が住んで
いる離れは合併浄化槽です
が,母屋はまだ単独浄化槽となっ
ているの
が現状です。最近では市の補助も拡充され,合併浄化槽化へ市の負担もしながら進め
ているのも十分理解もし
ております
が,実施率もまだ十分ではないです。
それでは,
質問に移ります。
市民からは,合併浄化槽から出される排水
が下水道浄化施設から出される排水と比べると,どこまできれいにされ
ているのですかと,市の方針転換に否定的な方
がおいでました。よい機会ですので,どこまできれいにされ
て排水され
ているのかを御説明し
ていただけたらありがたいです。よろしく
お願いします。
[都市整備部長 小林 潤君
登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村
議員の御
質問にお答えをいたします。
本年9
月定例会議におきまして
南部議員からも同様の御
質問をいただきました。本市では,家庭や
事業所などから発生する汚水を適切に処理し,
生活環境の改善や公共用水域の水質保全を図るとともに,汚水処理施設の整備を適切に進め
ていくため,令和4年10月に汚水処理施設整備の基本方針となる
小松島市汚水処理構想を策定いたしました。本構想では,市全域を個別処理方式の個人設置型合併処理浄化槽による汚水処理とし,現在,その整備を推進し
ているところでございます。
合併処理浄化槽につきまし
ては,公共用水域に放流される水の水質,浄化槽の構造,工事,管理等に関する技術上の基準
が法令で定められ
ており,公共下水道と同程度の汚水処理性能を有し
ております。また,その性能
が十分発揮されるよう,維持管理につきまし
ても,保守点検,清掃の実施や定期点検の受検
が義務づけられ
ております。これらのことから,合併処理浄化槽につきまし
ては,汚水を適正に処理するもので
あり,この普及により公共用水域の水質保全
が図られるもので
あると考え
ております。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)9月に
南部議員がされとっ
て,申し訳ない。公共下水道と同程度の処理能力で全然心配ないよということでございました。ありがとうございます。
先ほども言いましたように,点検・維持費もかかっ
てくるんですけれども,
小松島市は,地形を考えると,これでいいんだろうと,これでしっかり進め
てほしいなと思います。
都市防災の方針についてお聞きをいたします。
都市計画マスタープランでは,避難道路や避難路の整備など,避難を軸とした防災・減災対策とうたわれ
ております。避難施設につきまし
ては,市内の既存施設や新設施設の屋上に津波一時避難施設の設置や,避難所の見直しや避難タワーの建設等により,避難困難者解消に向け
て解決したことは評価をいたします。そうなりますと,次に取り組むべき
事業は,狭隘な道路の拡幅
事業ではないかと思います。いまだ,自宅の前まで救急車
が横づけできなく
て広い道の幹線道路までストレッチャーで行ったという事象も聞く話で
あります。避難道路の整備,市道を拡幅することにより,ふだんの生活の利便性
がよくなるだけでなく,いざ発災時にも,ブロック塀倒壊による通行止めの解消等にもつながる話で
あります。現在,
事業化され
て進められ
ている路線も
あると聞い
ています
が,計画どおり進め
ていますとは言えないように思われます。担当部局の見解をお聞きいたします。
[都市整備部長 小林 潤君
登壇]
◎ 都市整備部長(小林 潤君)井村
議員の御
質問にお答えをさせ
ていただきます。
議員御
質問の災害発生時の避難救助活動や災害後の復旧・復興に向けた活動を支えるための避難地等に接続した避難路計画といたしまし
ては,都市計画マスタープランの将来都市像において,国土交通省から示された計画指針に基づき,市街と広域を結ぶ徳島南部自動車道や国道55号,県道
小松島港線を広域連携軸,市内各地域を結ぶ県道花園日開野線をはじめとする都市計画道路や幹線道路を地域連携軸として位置づけ,災害に強いまちづくりを目指し
ているところでございます。そのほか,避難目標地点まで最も短時間かつ安全に到達できる,市
が位置づけした避難路につきまし
ては,地域連携軸を支える主要道路として,避難者数,避難時間,沿道の建築物の状況,車両の交通量,緊急車両の活動などに配慮し,市道の改良
事業を,鋭意,推進し
ているところでございます。
ここで一例を申し上げますと,金磯町から国道55号を結ぶ幹線月ノ輪金磯線につきまし
て,JR踏切との交差点等の拡幅を完了し,現在,踏切から国道55号までを整備計画区間とする道路拡幅改良に向けた取組などを進め
ているところで
あります。
今後におきましても,非常時をはじめ,道路の有する多種多様な機能
が十分発揮できるよう,国の有利な財源を活用するなど,引き続き道路改良
事業に鋭意取り組んでまいりますので,今後におきましても,御理解,御協力を賜りますよう,よろしく
お願いいたします。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)今,部長
がおっしゃられた月ノ輪金磯線の踏切辺り,本当によくなったなと思います。踏切で
ありながら,全然踏切を通っ
ている感覚もないし,道は広くなったし,そのまま金磯に抜け
ていくのも便利になったし,あのまま国道55号線まで,あともうちょっと広かったら車
が楽に擦れ違えるので,そこは都市計画道路でないので,1筋内側に計画
があるけれども,あの踏切からそのまま,もうちょっとこう,農免道路ですか,拡幅し
ていただいたら車の擦れ違いも楽になっ
て便利になるのかなと思うんですけれども。今言われたように,高速道路の前原町周辺についても,それぞれ県道へのアクセスの横の工事もでき
ているのも承知をし
ております。まちづくり推進課
がしっかりそういう幹線をやる,狭隘な道については都市整備課のほうでしっかりそちらも対応し
ていただく,そういうの
が大事なのかなと。そういうこと
が,結果,住民の利便性につながるのかなと思いますので,どうぞよろしく
お願いいたします。
次に,大きく3点目の地域防災力の向上についてということでお聞きいたします。
先日,市役所の4階大会議室で
あったんですけれども,徳島大学特命教授,中野晋先生の「南海トラフ巨大地震を迎え撃つ」という講演を聞きました。講演では,南海地震といえば津波と言われるけれども,津波
が来る前には,まず,震度7の地震
が来るとのこと。市内全域においては,液状化と家屋の倒壊,
山間部では土砂崩れ,沿岸部では地盤沈下による浸水,その後に大津波
がやってくるとのことでした。聞けば聞くほど怖くなりました
が,正しい知識を持っ
て正しく恐れる。津波は避難すれば大丈夫。地震対策も含め
て,今できることから準備しましょうということでした。大変参考になりました。
さて,
質問に移ります。消防団のことを聞きますので地域消防力ということになるかもしれません
が,消防団の再編についてお聞きいたします。
消防団は生命・財産を守る崇高な使命を持っ
て活動をし
ていただい
ており,いざ火災となるといち早く駆けつけ,消火活動をし
ていただい
ております。この機動力
が地域防災力で
あり,さらなる地元の自主防災組織との連携
が大事で
あると思います。
さて,昭和,平成,令和と時代の流れとともに,家庭ではIH化され,たばこの火の不始末等の火災もあまり聞かなくなりました。市内の火災件数は減少し
ていると感じ
ています。火災件数の推移と今後の課題についてお聞きいたします。
[消防長 堀淵修治君
登壇]
◎ 消防長(堀淵修治君)井村
議員の御
質問にお答えいたします。
議員御
質問のとおり,本市における火災件数は年々
減少傾向にございます。過去の火災統計を見
てみますと,昭和53年には,過去50年間で最高の58件を記録いたしました
が,令和3年は13件でございました。また,年号別での平均値は,昭和の時代には年間35件を超える数値となっ
ております
が,平成では20件程度,そして,令和では10件程度と減少し
ております。
しかしながら,最近増加傾向に
あるの
が自然災害による出動でございます。気候変動の影響により全国で風水害
が頻発し
ており,本市におきましても例外ではございません。気象警報発令時には,常備消防のみならず,消防団による避難誘導や長時間にわたる警戒活動を行っ
ております。また,消防団に求められる役割は,災害対応のほか,災害時の避難所運営支援,武力攻撃事態等における避難誘導など多様化し
ており,消防団の充実強化
が必要となっ
ております。
その消防団活動を支える消防団員の確保
が現状の課題でございます。消防団員の確保につきまし
ては,SNS等の活用やイベント開催時による募集広報を展開し
ております
が,
減少傾向に
あるの
が実情でございます。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)御説明の中で,減っ
ていると。ただし,自然災害への出動は増え
ているという御
答弁でございました。
そうですよね。この頃,すぐに警報
が出
て分団員さんに招集
がかかりますよね。市の管理職もそうだろうと思うんですけれども,警報
が出ると地元の消防団員も警戒活動に待機され
ていると。今年は,特に感じたのは,台風
がまだ鹿児島県の奄美大島の辺りでおるのに,はや警報
が出
て丸2日,消防で消防団
が待機された。あまりにも時間
が長いので,分団員さんも知恵を出し
て班別で交代で待機したというのを聞きましたけれども。本当に分団員さんは大変だなと思っ
ております。警戒についても,見回りし
ていただい
て,いざとなれば対応し
ていただい
ている。本当に大変だなと感じ
ているところでございます。
今の御説明の中で分団員の減少ということをお聞きしました。確かに,私の地元でもなかなか成り手を探すのに,変な話,自分の後釜を見つけなかったら辞められないみたいな,誰か見つけ
てこなかったら辞めさせ
てくれないみたいなところも聞くところで
ありますけれども,だんだん年齢
が高くなっ
ている。新消防団員は北島町の消防学校に行くんですね。学校で1泊2日の研修に行くらしいんですけれども,そこに行った地元の話を聞いたら,
山間部の方は62歳で新入団員ですと,まだまだ村では若造ですと言う
て,そういう方
が1泊2日で新入団員の研修に来られ
ているというのを聞きますと,本当に,それぞれ,徳島県内でも分団員の確保はなかなか大変だろうなと感じ
ているところでございます。
答弁に
ありました,現在の課題として消防分団員の減少
が挙げられるということでございましたけれども,市内には22個分団
あります。再編の予定は
あるのかというのをお聞きしたいと思います。
この春,3月か6月だったかな,総務常任委員会かどこかでちらっとその話をされたように聞きまし
て,それを聞い
ていた
ある消防の分団長さんからも,「その後,どうなっ
ているんですか」と言っ
て,ちょっと心配するというか,今の進捗状況を聞かれ
て,「すみません,私,何の説明も聞い
ていないので,できないんです」ということも
ありました。
そういったことも踏まえまし
て,再編の予定
があるのか今後の方針をお聞きいたします。
[消防長 堀淵修治君
登壇]
◎ 消防長(堀淵修治君)井村
議員の御
質問にお答えいたします。
消防団の再編につきまし
ては,今後予想される人口減少や新入団員の減少,また,団員の
高齢化等に伴い地域消防力の衰退
が予想され
てまいります。しかしながら,消防団は地域防災には欠かせない消防機関で
ありますので,持続可能な消防団としての再編を検討し
ております。
再編計画に当たりましては,本市消防団の抱える課題を抽出し,各分団の機能強化,具体的に申し上げますと,要員動員力,即時対応力の維持を目的とした消防団組織となるよう,現在,策定中でございます。消防団は,その生い立ちからも,地域とのつながり
が非常に強く,災害時には,常備消防とともに公助を担いつつ,地域における共助の一役を担う地域防災力の中核としての期待
が寄せられ
ております。また,消防団は地域
が主体となる組織でも
ありますので,再編案の策定に当たり,地域の意見を反映し
ていくため,現在,消防団及び関係団体との調整を図り,再編案の策定に取り組んで
いるところでございます。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)地元の消防団,この
質問をするたびに言うのですけども,消防車は市のもの,けど,消防の詰所は地元の財産で
あって,そういう中で今までやってきた。最近は変わっ
ている,有利な財源を使っ
て変わっ
てき
ているのでそういうことはない分団も
あるんですけれども,基本的には,そういうふうな地域との密着
が強い消防団ですけれども,22個分団
あったら,それぞれ運営形態も違うし抱え
ている世帯数も違うし,後援会
があったり,後援会
がなかったり,そんないろんな22個分団
があるように聞い
ています。
その中でも,維持し
ていくためにも,受け持つ世帯
が少なければ,そこの理解し
て参加し
てくれる若い世代の人たちも少なくなる。当然な話で
あって,そこで20人,きちっとそろっ
ていないところも,現状,
ある。ただ,その地域につながり
が強いので,
そこらも踏まえ
て,地域できちっと話
ができたところからやっ
ていくというの
が,消防長も考え
ておられるだろうし,私も思うんですけれども,そういった形で話のつくところからしっかりやっ
ていただきたいかなと思います。
次の,これも,確保につながるかどうか微妙なところですけれども,消防分団員の処遇改善についてお聞きをいたします。
この件については,平成31年3月,遡ると平成24年6月にもし
ていたみたいですけれども,同様の趣旨を聞い
ております。平成31年のときには,若干変わったというふうな御
答弁もいただいたんですけれども,その後改善され
ているのかどうかをお聞きいたします。
[消防長 堀淵修治君
登壇]
◎ 消防長(堀淵修治君)井村
議員の御
質問にお答えいたします。
消防団員の報酬に関しましては,現在,国の示す標準額へ次年度に向け
て引き上げる方向で,関係部局及び消防団と協議を進め
ておるところでございます。消防団員の報酬につきまし
ては,平成23年に発生いたしました東日本大震災を契機として,消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律,いわゆる消防団強化法
が制定され,国及び地方公共団体は,消防団員の充実強化を図るため必要な措置を講ずることとされました。全国的にも消防団員は
減少傾向に
あり,本市においても,緩やかでは
あります
が,
減少傾向に
あるのは御承知のとおりでございます。
このことを踏まえ,市民に消防団の果たす役割を御理解いただくとともに,現有消防団員の御家族にも地域防災の重要性を御認識いただくことで,減少に歯止めをかけ,魅力
ある消防団づくりを進め
ていくよう,鋭意,取り組んでいきたいと考え
ておりますので,
議員の御理解を賜りますよう,
お願い申し上げます。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)国の示す標準額まで引き上げるというのを検討し
ているということですよね。ぜひ,し
てあげ
てください。
というのは,これ,前回も言うたのですけれども,国の標準額
が分団員で3万6,500円。12か月,1日と15日の2回訓練し
て,1回当たり2時間で計算すると,すみません,私,3万6,000円で計算し
ているのだけど,750円。多分,760円ぐらいになるのですよね,時給。上げ
ても760円ですよね。今1万5,000円でしょう,1万5,000円。それ
が1か月2回で,12か月で2時間の点検訓練をし
て312円。お金の問題ではないと思うんですけれども,費用弁償というか,実際,ボランティアという感覚
が強いの
が地元の分団員です。でも,そこに対して,今の時代,できるだけの費用弁償,対価をし
てあげる。せめてものねぎらいで
あるのかなと思います。
そこらも,1万5,000円
が3万6,500円になったから,では,僕,入りますってなるかと言ったら,そこは,また微妙なところだと思うんですけれども,実際,そうやっ
てやっ
てくれ
ている人たちに対して,国
がそこまで示しとるのだから,そこはしっかりし
てあげ
てほしいなと,ずっと以前から思っ
ておりましたので,早くし
てあげ
てほしいなと思います。よろしく
お願いいたします。
大きい項目,最後になります。未来へ輝く希望と信頼のまちこまつしまについて,特色
あるまちづくりとはということでお聞きをいたします。
先月開催されました学生議会での
子どもたちの視点から,改めて,魅力の
あるまちにすること
が活性化につながると感じました。学生たち
が提言され,そのこと
が全部実現できたら,市長
がし
てあげたら,学生たち
が進学や結婚し
ても,また帰っ
てき
てくれるのかな,転出を引き止めること
ができるのかなと思っ
ています。
さて,
質問に移ります。
この件は,市長の8策の1つでも
あるイメージを変えるということにつながると思います
が,小松島市といったらこれといった目玉的な施策を実施しないのか。特色
あるまちづくりを進めるべきではないかと思います
が,市長の
考え方についてお聞きいたします。
[市長 中山俊雄君
登壇]
◎ 市長(中山俊雄君)井村
議員の御
質問にお答えいたします。
今年度から,前期基本計画に引き続き,目標とする都市像に,未来へ輝く希望と信頼のまちこまつしまを掲げ,
小松島市第6次総合計画後期基本計画を推進することとし
ております。
本市は,これまでも,全国的に見られる人口減少や
少子高齢化に対応するため,
子どもたち
が夢と希望を持ち,安心し
て子育て
ができ,高齢者
が生きがいを持っ
て過ごすこと
ができるまちづくりに取り組んでおります
が,今回策定した計画では,健康と福祉,教育,経済成長などSDGsの17の目標と関連づけることで,これまで以上に将来を見据えたまちづくりを進めることとし
ております。
今後のまちづくりの方向性といたしまし
ては,
環境,健康,福祉や,本市の魅力を高めるための土地利用など各
事業のブラッシュアップを図ることで,特色
あるまちづくりに取り組んでまいりたいと考え
ております。特に,本市は,県内他市にはない自転車競技場で
ある競輪場という大きな資源
がございます。この施設に市民の皆様
が気軽に足を運んでいただけるような大型スポーツパークを整備し,その魅力を全国に発信し
ていきたいと思っ
ております。また,本年度取り組んでおります
本港地区活性化事業は,市民に喜んでいただけるまちの顔となるエリア形成につなげ
てまいりたいと考え
ております。
このように,身近な生活圏に居心地のよい空間をつくることで,市民の方
が集い,にぎわい
が生まれ,結果として地域経済の活性化にもつながります。また,居心地のよい空間をつくるには,バスやタクシーなどの地域公共交通機関との連携,地域の商店街や商業施設,観光の振興など,幅広い視点を持っ
て進めること
が必要となっ
てまいります。
これらの地域の特性を生かしたまちづくりの取組については,広報やSNS等を通じて,しっかりと情報発信をすることにより,
小松島市のイメージを変え,
小松島市
が市外の方や企業の方から憧れられるまちに,また,市民の方には,ずっと住み続けたいと思っ
ていただけるように,精いっぱい,特色
あるまちづくりに取り組んでまいりたいと考え
ておりますので,
議員各位の御協力を
お願いいたします。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)
皆さん,今回,たくさん
質問されましたけど,
本港地区の再整備と競輪場を使った大型スポーツパークの構想,これは,本当にやるべきだろうなと思います。
若い世代や
子どもたち,高齢者の世代まで,幅広い世代の人たち
が,土日・祭日,花火やマルシェのイベントの日だけでなく
て,ふだんの生活の中で,スポーツ,文化,芸術,レクリエーション,そうしたこと
が充実したエリアになると思います。「どこ行くで」と言うたら,「ほな,そこへ行こう」というふうなエリアにし
ていただきたいなと思います。本当に,それ
が1つの目玉かなと思います。
最後に,人口減少対策についてお聞きいたします。
12月6日の徳島新聞に,賃貸住宅大手の民間会社
が調査した四国の住み続けたい街ランキングと街の幸福度ランキング
が掲載され
ていました。住み続けたい街,1位は石井町,人口2万5,000人。2位は板野町,人口1万3,300人でした。幸福度ランキングでは,1位は板野町,3位は藍住町,人口3万5,000人。8位は鳴門市,人口5万3,000人でした。本市と比べ
て何
が違うのでしょうか。私は,そんなに変わらんと思います。私は,それぞれ,地の利を生かした上手なまちづくり
がされ
ているのだなと思っ
ています。頑張っ
ているところに人
が集まり,何もしなければ,人は流出し
て引き止めることはできません。
先月,本市の人口
が3万6,000人を割ったとお聞きをし
ております。人口減少対策
が喫緊の課題で
ある本市の今後について,中山市長の思いと方針をお聞きいたします。
[市長 中山俊雄君
登壇]
◎ 市長(中山俊雄君)井村
議員の御
質問にお答えいたします。
人口減少対策は,私も,市長就任時よりの最重要課題と認識し
ており取り組んで
いるところでございます。特に,子育て世代と言われる若い世代の近隣市への転出
が顕著で
あることを踏まえ,今年度よりスタートする総合計画後期基本計画の冒頭に,子育てしやすいまちづくりを掲げ,持続可能なまちづくりの推進に向け様々な施策を実施し
ているところでございます。次世代を担う若い世代の定着に向けまし
て,まずは小学校の再編計画を確実に推進すべく取り組んでまいりました
が,今後の施設整備による魅力
ある教育
環境の創出に併せまし
て,これまで各学校で取り組んできた教育方針や特色
ある教育活動をより発展させる形で学びや体験学習を充実し,ふるさとを愛する心を育んでまいります。
加え
て,令和4年度よりは,子育て世代応援プロジェクトと題しまし
て,子育てに係る予算を拡充し,保育に係る負担の軽減措置をはじめ,市民の皆様の御要望に対応すべく,多方面にわたる施策の展開をスタートしたところでございます。
人口減少に対応した持続可能なまちづくりとは,市民の皆様
が安心し
て暮らせるまちづくりの実現で
あると考え
ております。私の公約で示させ
ていただきましたとおり,健康・福祉の充実につきまし
ては,
子どもはぐくみ医療費助成
事業の拡充や,
小松島市母子健康包括支援センターおひさまの開設等を実施し
ているところでございます。さらに,医療と介護の連携や介護予防の普及,高齢者の生活を地域で支える生活支援体制の整備に努め,地域包括ケアシステムをより深化させ,高齢になっ
ても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続け
ていくこと
ができるよう,地域共生社会の実現に向け取り組んで
いるところでございます。
また,防災・減災対策では,令和3年3月の津波避難計画改定時点での特定避難困難者1,953人の解消に向け,昨年度には,関係機関の御協力の下,新たな避難施設の指定等
ができ大幅な減少を実現いたしました
が,さらなる解消に向け,現在,和田島北部地区におきまして避難施設の整備を推進し
ており,令和7年度末には,残る特定避難困難者の解消を図るべく,着実に
事業を実施し
てまいります。
さらに,懸案で
ありました自主防災組織の結成も,昨年度より新たに3組織
が結成され,市内の組織率は78.6%へと向上し
ております。今後におきましても,自主防災会等と
行政の連携をさらに深め,災害に強いまちづくりの実現に向け,一層取組を強化し
てまいりたいと思っ
ております。
このように,人口の定着に向け,医療,福祉,教育,防災等あらゆる領域において,市民の皆様の安全・安心の実現に向けた施策を実行し
ているところでは
あります
が,一方で,私は,未来志向で元気で活力
ある小松島のイメージを同時に定着させ
ていくことも大変重要で
あると考え
ております。
そこで,にぎわいの創出策といたしまし
て,
本港地区にて新たなスタイルで実施する
小松島阿波踊りや
小松島逆風ハーフマラソン等の新しい取組を進め
ております
が,参加者からも大変好評をいただい
ております。また,開催を延期し
ておりました絵本ワールドinこまつしまを,今月24日,25日の2日間,
小松島市サウンドハウスホールで開催いたします。著名な絵本作家によるトークショーや読み聞かせ,ワークショップなど,楽しいイベント
が盛りだくさんとなっ
ております。会場には1万冊の絵本
が並びますので,お子様と御一緒にお気に入りの1冊を見つけ
ていただければと思います。
こうした,今まで本市ではなかったような様々なイベントを開催し,市内におけるにぎわいの創出,人の交流を通して,市民の皆様
がいつもわくわくできる,笑顔
があふれる魅力
あるまち
小松島となるよう取り組んで
いるところでございます。
さらに,現在国
が掲げるデジタル田園都市国家構想は,地方
が抱える人口減少,高齢化,産業空洞化,観光,医療・福祉といったあらゆる課題を,デジタルの力を活用し地域の活性化を目指すもので
あり,これは,地方にとって大きなチャンスで
あると考え
ております。防災や教育をはじめ,健康,医療,産業振興等,
小松島市
が抱えるあらゆる領域におきましてアイデアを尽くし,誰も
が快適で暮らしやすいまちづくりを推進し,特色
あるまちづくりをより一層進め,あらゆる世代から選ばれる
小松島市を目指し尽力し
てまいりたいと思っ
ておりますので,ぜひとも
議員各位の御協力をいただきますよう,
お願い申し上げます。
[15番 井村保裕
議員 登壇]
◎ 15番(井村保裕
議員)中山市長の本市に対する熱い思いをお聞きいたしました。
自主防災会も3団体増えたということで,本当によかったなと思います。市長とこうやっ
て市の活性化や少子化対策について議論するのは最後になるかもしれません。しかしながら,今回,このテーマで
一般質問ができたの
が本当によかったと思っ
ています。
少し時間
がありますので,市政について少し振り返っ
てみたいと思います。
私は平成19年の初当選で
あります。平成18年,当時の稲田市長さんから
小松島市財政非常事態宣言
が出されました。約7年で建て直し,その後,濱田市長時代には,積み残され
ていた小学校の耐震化,坂野・立江両中学校の再編,雨水対策のポンプ場建設,防災・減災対策,公民館の耐震化等,しなければならない
事業が進められ
てきました。その後,中山市長
が引き継がれました
が,コロナ禍の中で御苦労され
ているのは重々承知をし
ております。
しかしながら,この間も本市の人口は減少
が続い
ています。私
が一番危機感を感じたときは,地元の小学校
が1学年1クラスになると聞いたときでした。20年前になります
が,当時,長女
が通う地元の小学校は1学年2クラス,生徒は360人でした。10年前に初めて新1年生
が1クラスになると聞い
て,本当に驚きました。現在は158人で
あり,この20年で半分以下になっ
ています。思いもよらない事実でした。
それと同時に,1年に本市で生まれる赤ちゃん
が200人前後になっ
ているとも聞い
ております。ここ最近,220人ぐらいだったんですけれども,昨年かな,今年かな,コロナ禍で,もっと減っ
て170人台になっ
ているのかな,178人とかいう数字を聞きましたけれども,それは
新型コロナウイルス感染症の影響
があるのかなと思うんですけれども,この頃から,私の
一般質問は,これからのまちづくりと
少子高齢化対策ではないかと思い,やってきたように思います。
先月,学生議会
がここ本会議場で開催されました。様々な視点から提言,要望
がされました。中でも印象的だったのは,徳島市や阿南市は発展し
ているのに,
小松島市はなぜ発展しないのかということでした。厳しいですけれど,的を射た,まさに今,市民
が感じ
ていることではないでしょうか。この学生たちは,平成18年の
小松島市財政非常事態宣言を知らない世代です。時の流れを感じるとともに,そんなことを思いながら学生議会を見守っ
ていました。
毎回,
一般質問のたびに担当職員さんと市の活性化や今後のまちづくりで話をし始めると,あっという間に時間
がたちます。それだけ危機感を持った職員
がいることに大変心強く思います。急に
子どもの数は増えません。20代,30代の若い世代をまず増やさなければならない。定住し
てもらうには1個
が特化し
ていてもあかん。トータルでのまちづくり
が必要で
あること。定住
が安定しないのにほかからの移住はない。定住の条件として,交通の利便性,周辺施設の利便性,子育てや教育
環境,高齢者サービス,治安のよさや
行政サービスの充実
がなければ,土地の購入候補地に選ばれないということになります。精いっぱいやっ
ても,効果
が出るのにしばらくかかるとは思います。
しかしながら,
小松島市に高速道路
が開通すれば2つのインターチェンジ
ができます。人と物の流れ
が変わります。用途地域の見直しも含めた,今の時代に合ったまちづくり,災害に強いまちづくり,生まれ育った地域で住み続けられるまちづくりを実施するには,ここに
いる中山市長をはじめ,市職員,我々
議員だけでなく,民間企業,市民一丸となっ
てやっ
ていかなければならないと思っ
ています。自分たち
ができること,地域でやるべきこと,
行政がやるべきこと,民間でやるべきこと,たくさん
あると思います。
しかしながら,これから,今の時代に合ったまちづくりについては,
行政がしっかり旗を振らなければいけないと思います。このことをしっかり
お願いを申し上げまし
て,今回の私の
一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍 手)
◎ 議長(
米崎賢治議員)以上で,通告による質疑及び市政に対する
一般質問は終了いたしました。
これをもっ
て,議案第83号から議案第103号までに対する質疑及び市政に対する
一般質問を終結いたします。
ただいま議題となっ
ております議案第83号から議案第103号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任委員会付託区分表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────────────
◎ 議長(
米崎賢治議員)各常任委員会におかれまし
ては,12月9日,12日,13日,14日の4日間に委員会を開会され,付託案件等について審査されますよう,
お願いいたします。
───────────────────────────────────────────
◎ 議長(
米崎賢治議員)以上で,本日の日程は終了いたしました。
次会の日程を報告いたします。
次会は,12月16日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論,採決で
あります。
◎ 議長(
米崎賢治議員)本日は,これをもって散会いたします。
午後 2時36分 散 会
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